<目的> |
電気技術の顕彰制度『でんきの礎』は,「21世紀においても持続可能な社会」を考える上で,20世紀に大きな進歩を見せ,「社会生活に大きな貢献を果たした電気技術」を振り返り,その中でも特に価値のあるものを顕彰することによって,その功績をたたえるものである。これによって,その価値を広く世の中に周知し,多くの人々に電気技術のすばらしさ,おもしろさを知ってもらい,今後の電気技術の発展に寄与させることを目的とする。 |
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<選定指針> |
電気技術顕彰『でんきの礎』は,電気技術の隠れた功績・善行などをたたえ,広く世間に知らせるものであり,技術史的価値,社会的価値,学術的・教育的価値のいずれかを有し,略25年以上経過したものとする。 |
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<選定基準> |
少なくとも次の(1)〜(3)の価値のうち一つ以上の価値を有するものとし,かつ(4)に該当するものとします。 |
(1) |
技術史的価値 |
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電気技術の発展史上重要な成果を示す物件,史料,人物,技術,場所などで,以下に該当するもの。 |
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1. |
未来技術に貢献をしたもの(途中で埋もれた技術も含む) |
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2. |
独創的で第一号になったもの |
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3. |
世界的業績あるいは世界標準になったもの |
(2) |
社会的価値 |
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国民生活,経済,社会,文化のあり方に顕著な影響を与えたもので,以下に該当するもの。 |
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4. |
ライフスタイル,コミュニケーション方法を変え,新しい文化を築くなど,社会変革をもたらしたもの |
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5. |
電気に関連する産業あるいは事業の発展に著しく貢献したもの |
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6. |
循環型社会を支える技術あるいは省電力化技術のさきがけとなったもの |
(3) |
学術的・教育的価値 |
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電気技術を次世代に継承する上で重要な意義を持つものとし,以下に該当するもの。 |
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7. |
新しい概念の提案,電気理論の構築を行ったもの |
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8. |
学術的研究で電気工学の発展に貢献したもの |
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9. |
電気工学の教育に大きく寄与したもの |
(4) |
共通 |
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10. |
略25年以上経過したもの |
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<顕彰対象カテゴリー> |
顕彰の対象のカテゴリーは,『人』,『モノ』,『場所』,『こと』の4 種類とし,国内の電気技術の業績に限定する。 |
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