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電気学会では,創立120周年を迎えた平成20年に「でんきの礎」制度を創設して,社会の発展に貢献し歴史的に記念される,"モノ","こと","人","場所"を顕彰してまいりました。その数は,今回の第11回で総計73件になります。
これまで顕彰された「でんきの礎」73件は,いずれも電気技術の発展史上重要な成果を示すマイルストーンとなる物件,史料,人物,場所などであり,社会や産業の発展に大きく寄与し,文化的に顕著な貢献をしたものです。この「でんきの礎」は,過去の輝かしい歴史の記録を残し功績を称えるだけでなく,過去に立ち返り,先人の着眼点,努力,苦労,業績を学ぶことにより,未来の社会に貢献のできる英知の泉といえます。
電気工学は,人類・世界の共通の目的である「エネルギーと環境の課題を克服し,知的で文化的な生活を送ることができる安全・安心社会の実現」に向けての課題解決のために,これまで大きな役割を果たしてまいりました。顕彰された「でんきの礎」はこれまでの電気工学の輝かしい発展の証であると同時に,また将来を導く道標としてその行程を照らし続けていくことでしょう。
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平成30年3月
第11回顕彰委員会 委員長
大久保 仁 |
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