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鉄道信号への先端安全技術・リスクマネジメント手法の適用に関する調査専門委員会

    調査期間:2020年2月〜2022年1月(2年間)
    委員長:平尾 裕司(長岡技術科学大学)


目的

  航空宇宙など,高機能で高い安全レベルのシステムが求められる分野で開発,適用されている先端安全技術・リスクマネジメント手法について調査し,鉄道信号に適用するための条件を整理する。さらに,各種分野で応用が期待されているAIについて安全確保の視点から鉄道信号に適用するための条件を整理するとともに,これまで実績のある鉄道信号の安全技術とリスクマネジメント手法を含めこれらの体系化を行う。


調査検討事項

(1) 先端安全技術・リスクマネジメント手法の調査
(2) 先端安全技術・リスクマネジメント手法を鉄道信号システムに適用するための条件の明確化
(3) 鉄道信号システムにおける安全技術,リスク マネジメントの体系化


予想される効果


(1) 鉄道信号システムの高機能化に対応できる安全技術とリスクマネジメント手法の基礎を確立することができる。
(2) 現行の鉄道信号システム開発ではその上流フェーズにおける安全要求仕様に関して多くの課題があるが,それらを解決するため の基礎を確立することができる。また,将来,鉄道信号システムに大きな影響を与えると予想される超システム,セキュリティ AIに対して,その対応の基本的考え方を明確にすることができる。
(3) 開発ライフライクルの各フェーズにおいて必要とされる安全技術とリスクマネジメントの内容を明確にし,新たな高機能の信号システムの開発・導入をより効率的に進めることができる。