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International Symposium on Electrical Insulating Materials(ISEIM)のご紹介

ISEIMは我が国発,当技術委員会主催の国際会議です。過去6回に亘る経験を経て,IEEE DEISと連携しながら国際的に確固たる地位を築いてきました。 また,本委員会傘下のEINAマガジン協同研究委員会の活動と呼応して,アジア諸国の研究者との情報交流・人的交流を推進してきました。

実際の経緯を振り返ると,電気絶縁材料シンポジウムを中心とする日本における誘電・絶縁材料研究の隆盛を受け,1991年に我が国で最初の絶縁材料に関する国際会議ICPADMが 東京で開催されました。この会議の実績はIEEE-DEISで高く評価され,以後継続的に日本における国際会議の開催が希望されました。これを受け,ICPADMとは 異る独自の形を発案し,1995年9月,東京にて第27回電気絶縁材料シンポジウムを包含する形でISEIM 95が開催されました。 次いで,第30回電気絶縁材料シンポジウムを包含する形で1998年9月にISEIM 98を豊橋市において,また,関連する国際会議である 第6回ACEIDを包含する形で2002年11月に第3回会議(ISEIM 2001)を姫路市にて開催しました。この後回を重ね,前回は,2020年6月に第51回電気電子絶縁材料 システムシンポジウムを包含する形でISEIM 2020をオンラインにて開催しました。いずれも150〜200人超の参加者を得ている状況です。

(注)
EINA: Electrical Insulation News in Asia
ICPADM: International Conference on Properties and Application of Dielectric Materials(誘電材料に関する性質と応用の国際会議)
ISEIM: International Symposium on Electrical Insulating Materials(電気絶縁材料に関する国際シンポジウム)
ACEID: Asian Conference on Electrical Insulation Diagnosis(電気絶縁診断のアジア会議)

年代記

年月日 開催地 場所 参加者(国数)
第1回 1995/9/17〜20 東京,新宿 ホテルストラーダ新宿 141名(17ヶ国)
第2回 1998/9/27〜30 愛知,豊橋 ホテルクラウンプラザ豊橋 179名(20ヶ国)
第3回 2001/11/19〜22 兵庫,姫路 ホテルサンガーデン姫路 178名(16ヶ国)
第4回 2005/6/5〜9 福岡,北九州 北九州国際会議場 170名(19ヶ国)
第5回 2008/9/7〜11 三重,四日市 四日市市市民文化会館 193名(20ヶ国)
第6回 2011/9/6〜10 京都,京都市 同志社大学寒梅館 131名(15カ国)
第7回 2014/6/1〜5 新潟,新潟市 朱鷺メッセ 161名(16ヶ国)
第8回 2017/9/11〜15 愛知,豊橋市 豊橋商工会議所 257 名(20 カ国)
第9回 2020/9/13〜17 東京 オンライン開催 210名(19か国)

最近の主な研究発表テーマ

(A) 空間電荷・表面界面現象
(B) 誘電体の電気的諸特性と計測・試験法
(C) ナノコンポジット材料
(D) 無機・機能性材料
(E) 有機薄膜・有機エレクトロニクス
(F) 電子誘電材料と情報通信用新材料
(G) 生体の誘電特性,バイオエレクトロニクス
(H) インバータサージ
(I) 部分放電
(J) アセットマネジメント
(K) 電力機器の電気絶縁と絶縁診断技術
(L) ポリマーがいし・屋外絶縁
(M) 環境調和絶縁材料とリサイクル
(N) 学際領域・産学連携