人類史上、1879年エジソンによって発明された白熱電球は画期的である。電球の発明によって、人々の諸々の活動が飛躍的に向上し、科学技術の発達により工業化が進み、物質文明が豊かになった。また、1960年代に発明されたレーザは、トランジスタと共に20世紀おける2大発明であり、コヒーレントな光は光応用技術に革命的影響を与えた。さらに、同時代に開発されたLEDは1990年代に青色LEDが実用化されたことにより、遂に半導体白色照明光源の実現も期待されている。
今日、光応用技術は新しい光源及び光デバイスの開発によって新分野が次々に開拓され発展して来ており、光エネルギー・環境、照明・色彩、光計測・センシング、光通信・情報処理、光バイオ・医用光学、近接場光学等の多岐にわたり、生活向上と福祉及び地球環境保全のために、その重要性がますます高まっている。また、人の情報量は視覚によるものが圧倒的であり、高度情報化社会ではメディア情報・視覚の技術分野も極めて重要である。
本光応用・視覚技術委員会は、人類の幸福と利益のために、光の優れた特性を活用する技術の発展に寄与することを希求して、下記の活動を推進する。
(1) 光源及び光の発生に関する研究調査
(2) 光放射の応用に関する研究調査
(3) メディア情報・視覚に関する研究調査
(4) 光の発生・光放射の応用・視覚に関わる技術分野の活性化と関係技術者の育成
(5) 本技術委員会に関わる情報・知識の電気学会会員への提供及び社会へのPR・普及活動
(6) 電気学会及び他学会の関連委員会との交流及び国際交流の活性化
(1) 技術委員会の開催: 年4回
(2) 調査専門委員会の設置: 光応用・視覚に関わる多岐の調査研究を行うため、下部組織として必要な調査専門委員会を設置する。
(3) シンポジウム・研究会の開催: 年1〜2回。電気学会全国大会及び電気学会A部門大会において、適宜にシンポジウムを開催する。また、各調査専門委員会の成果を公開する研究会を開催する。
(4) 見学会及び講演会の開催
(5) 技術報告書の出版と普及
(6) 若手研究者の育成