調査専門委員会名 |
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日本における原子力発電技術の歴史に関する調査専門委員会 |
委員長 |
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鈴木達治郎(長崎大学) |
調査目的 |
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深刻な事故を起こした軽水炉の安全性に係る技術開発を中心に、その発展の歴史的事実を、文献や関係者の証言に基づいて整理するとともに、その社会的文脈も含めて、歴史からの教訓を導いて、今後の原子力発電の在り方を考える上で参考となる知見を提供することを目的とした。 |
調査内容 |
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(1) 米国の原子力・核不拡散政策との関連,(2)世論やメディアとの関連,(3)学会や科学者・工学者の社会的責任 |
調査期間 |
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2011-4〜2014-3 |
技術報告 |
標題 |
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番号 |
第1356号 |
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目次 |
1.現状認識と主旨 |
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2.原子力発電の導入から現在まで |
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2.1第1期 〜1967年 |
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2.2第2期 1968年〜1978年 |
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2.3第3期 1979年〜1995年 |
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2.4第4期 1995年〜2011年 |
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2.2第5期 2012年〜 |
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3.技術導入と自主開発 |
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3.1研究機関における歴史と教訓 |
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3.1.1原子力研究の開始と研究機関の設立 |
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3.1.2研究炉建設による原子力技術の習得 |
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3.1.3動力試験炉(JPDR)の導入 |
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3.1.4国産動力炉の開発 |
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3.1.5高速増炉及び燃料サイクル技術の自主開発 |
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3.1.6安全研究の歴史 |
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3.1.7基礎基盤研究 |
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3.2産業界における歴史と教訓 |
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3.2.1炭酸ガス冷却炉の導入 |
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3.2.2軽水炉の技術開発 |
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3.2.3海外、国内事故例の反映 |
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3.2.4確率論的リスクr評価、安全文化等 |
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3.2.5耐震設計等への取組み |
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3.2.6福島第一事故について |
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3.3原子力行政 |
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3.3.1原子力研究の復活と学術会議における議論 |
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3.3.2原子力予算の突然の出現と原子力3原則の制定 |
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3.3.3短期間での原子力3法の成立 |
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3.3.4開発・利用方針の急速な具体化 |
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3.3.5コールダーホール改良型炉の採用と日本原子力発電 株式会社の誕生 |
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3.3.6安全への取り組み |
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3.3.7福島事故の遠因 |
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4.社会・政治・経済的要因 |
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4.1国際関係 |
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4.1.1国際的視野の重要性 |
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4.1.2合衆国の国際戦略と科学者の平和運動 |
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4.1.3日本の政策と技術 |
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4.1.4喫緊の課題と今後 |
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4.2メディアと世論 |
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4.2.1はじめに |
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4.2.2 1950〜1960年代:日本の原子力発電導入期に おける国民とメディアの意識 |
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4.2.3 1970年代:原子力発電に対する賛否対立の萌芽 |
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4.2.4 1980〜1990年代:完全なる「安全神話」の崩壊 |
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4.2.5 2000年代:エネルギー供給と地球温暖化対策への 貢献 |
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4.2.6福島事故、その後 |
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4.2.7福島事故はなぜ引き起こされたのか:メディアと世論の 観点から |
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4.3社会的責任 |
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4.3.1研究者と技術者の倫理 |
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4.3.2「原子力ムラ」と電気学会 |
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4.3.3倫理の理論と実践 |
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4.3.4今後の課題と社会的責任 |
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5.歴史からの教訓と今後への提言 |
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