技術委員会について
概要
半導体電力変換技術委員会は,1979年10月に設置された40年を超える歴史をもつ技術委員会です。当委員会が扱うパワーエレクトロニクスは,電力,交通などの社会インフラ分野から,産業分野,家電民生分野に至るまで様々な分野に応用されている,社会を支える重要な基盤技術となっています。 当委員会は今後のパワーエレクトロニクスの研究・開発の活性化を推進する目的で,パワーエレクトロニクス技術に関して,研究会,シンポジウム,産業応用フォーラム等の企画・運営,専門委員会(調査専門委員会,協同研究委員会)の企画・管理などを行っています。 半導体電力変換研究会は年間6回程度開催しています。パワーエレクトロニクスが応用分野としての関連技術に加えて,パワーエレクトロニクスを支える要素技術の両面で,幅広い技術分野と深い関係を持っていることを象徴して,これらの研究会の全てが合同研究会等として他の組織との協力関係の下で企画・運営しています。また,電気学会外の国内外の組織とも連携して,研究会やワークショップを推進しています。 今日のパワーエレクトロニクスは,狭い意味での電力変換回路技術にとどまらず,パワーデバイスや制御デバイスなどの電力変換回路を支える要素技術や,次世代の電気エネルギーネットワークを構築するための電力変換回路の応用技術などにも広がりを見せています。専門委員会ではこのような最新の技術動向を調査対象にして,パワーエレクトロニクスの発展の趨勢を反映し,今後の技術の展開に資するものとなっています。
技術分野
- 電力用半導体デバイス(SiCデバイス,GaNデバイス,太陽電池を含む)の応用技術
- パワーICとその応用技術
- 電力用高密度化実装技術(L,C,その他要素部品を含む)
- 電力変換回路・方式(新エネルギー活用技術,省エネ化技術を含む)
- 無効電力と高調波の抑制・制御(フィルタ,EMI/EMCを含む)
- 電力変換装置への制御理論の適用
- 各種電源装置(無停電電源装置,スイッチングレギュレータ,高周波電源を含む)
- 電力変換装置の応用一般