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技術委員会について


概要

現在まで、日本の産業の根幹を支えているものは製造業=「ものづくり」であった。代表的分野として、鉄鋼・非鉄金属、石油・化学・素材産業、食品・医薬品、自動車・機械、電気・電子・半導体、製紙があげられるが、すべてのものづくり業に、不可欠かつ重要なコンポーネントは、いうまでもなく、生産に関わる電気/電機/電子機器(生産設備)である。昨今、ユーザーニーズの多様化と、製品安定供給の要求から、生産設備には、よりいっそうの、高性能化、高信頼性、診断技術の確立が求められるようになってきた。それに並行し、分野、業種、用途に応じ、生産設備は多種多様に発展し、電気学会においても、複数の技術委員会が設立されるに至り、これまで成果を上げてきた背景がある。 こうした状況における問題のひとつは、各技術分野が、個々に発展し、分野間の技術連携が薄れていくことがあげられる。異なる業種/分野においても、ものづくりに伴う共通の技術要素や技術課題が存在しており、技術活動を充実・活発化するためには、「ものづくり」という共通観点から、委員会どうしのより密度のたかい協力・協業が求められているのである。一方で、確立した既存の技術分野を扱いながらも、われわれは、未来へ向けた、新たな技術分野へも目を向けていかねばならない。 以上の状況をかんがみ、主に鉄鋼業を対象に活動している金属産業技術委員会(MID)と、その他一般産業を対象とする一般産業技術委員会(GID)を統合し、それを核に、新たな「ものづくり技術委員会」の設立を目指すものである。「ものづくり技術委員会」は、上記2委員会に、産業電力電気応用技術委員会の一部を加え、「ものづくり」の観点から、より発展的な「プラスアルファ」の創出を目指すこととする。 (ものづくり技術委員会設置趣意書より抜粋)


技術分野

    プロセス工業(鉄鋼.非鉄,化学,石油,ゴム,ガス,紙パルプ,食品など) ,製造・電設(電気,機械精密,金属,自動車,造船,土木,電気・電子機械部品,電設工業など) などの産業分野における
  1. パワーエレクトロニクス応用技術
  2. 計測制御・最適化技術
  3. ソフトウエア技術
  4. 自動化・システム化技術(ロボット,各種自動機械,通信・情報伝送技術など)
  5. 環境・省エネ・創エネ技術
  6. 安全管理技術
  7. エンジニアリング技術(設備計画、新技術の適用含む
  8. 診断・維持管理技術
  9. その他関連事項