これまでの活動
活動を終了した専門委員会
民生用低消費エネルギーインテリジェント制御技術動向調査専門委員会
本調査専門委員会「民生用低消費エネルギーインテリジェント制御技術動向調査専門委員会」はスマートメーターやHEMSの普及に関連して,民生機器の新たな進化が予想される省エネルギー,エネルギー有効利用技術について,これまでの電気学会における貴重な調査結果を活かし,エネルギー管理制御技術,制御対象となる創エネ・蓄エネ機器技術,およびエネルギー有効利用のための電源回路技術,電源制御技術,電源デバイス技術,および民生用に適用できる他分野技術について継続調査し,現状の課題や今後のあるべき姿について提言を行うことで,国内外におけるこれらの技術の進化に貢献することを目的とする。
・調査検討事項
本調査専門委員会では,スマートメーターとHEMS技術の連携によって省エネルギーを一層高める技術や,民生向け電力機器の技術動向の調査,および発展著しいIoT技術やクラウド技術等が連携技術等にもたらす新たな効果について体系的な調査を行うこととしたい。調査項目の分類を以下に示す。
(1) スマートメーターおよびHEMSの普及動向
(2) スマートメーターおよびHEMSを活用事例
(3) 民生分野の創エネ,蓄エネ設備および制御技術
(4) ネットワーク等に接続される家電・民生機器関連技術
(5) 家庭・ビル等におけるエネルギー管理システム制御技術
(6) 民生機器用電源回路における省エネルギー・エネルギー高効率技術
(7) 家電民生分野に活用が期待できる技術
・予想される効果
今後,急速な普及が見込まれるスマートメーターやHEMSを活用した家電・民生機器の省エネルギー技術やエネルギー有効利用技術動向について,関連する電力変換技術,エネルギー制御技術の観点から調査・評価し,現状課題の整理や家庭やビルにおけるエネルギー消費・利用および供給に関しての最適な姿についての提言することは国内外におけるこれら技術分野の発展に貢献することが期待できる。
調査期間:2017年4月〜2020年3月(3年間)
委員長:黒川 不二雄(長崎総合科学大学)
新電力社会で変革を迎える地域と家庭のスマートエネルギーシステム技術協同研究委員会
本協同研究委員会「新電力社会で変革を迎える地域と家庭のスマートエネルギーシステム技術協同研究委員会」は,電力自由化に関連して新たな進化が予想される地域と家庭のエネルギーシステム技術について,新電力サービスビジネスモデルとしての複合システムの価値分析に関する技術,スマートエネルギーシステムの相互協調に関する技術,スマートエネルギー複合システムの信頼性に関する技術を調査し,現状の課題や今後のあるべき姿についての提言を行うことで,国内外におけるこれら新規分野の技術の進化に貢献することを目的とする。
・調査検討事項
(1) 地域と家庭の電力利用形態に影響する新電力ビジネスモデルに関連する技術
(2) コミュニティおよび家庭におけるスマートエネルギーシステムの相互協調に関する技術
(3) スマートエネルギー複合システムの信頼性に関する技術
・予想される効果
今後,電力自由化に関連して新たな技術群を形成することが予想される,コミュニティあるいは家庭規模のスマートエネルギーシステムの技術動向について,ビジネスモデル,相互協調,信頼性の視点で詳細に調査し,現状の課題や今後のあるべき姿についての提言を行うことで,国内外におけるこれら新規分野の技術の進化に貢献できることが期待できる。
調査期間:2015年9月〜2017年8月(2年間)
委員長:中村 良道(株式会社スマートエナジー研究所)
家庭等におけるエネルギー高度利用化技術動向調査専門委員会
平成25 年度科学技術重要施策アクションプランの「グリーンイノベーション」において「技術革新による再生エネルギー利用の飛躍的拡大」、「革新的なエネルギー供給・貯蔵・輸送システムの創出」、「技術革新によるエネルギー消費量の飛躍的削減」などが重点取組み項目として掲げられている。NEDOにおいては、『省エネルギー技術戦略2011』の重要技術として、家庭・業務部門や部門横断の関連技術としてZEB・ZEH、省エネ型情報機器・システム、快適・省エネヒューマンファクター、定置用燃料電池、パワーエレクトロニクスなどが挙げられている。しかしながら、これらは個別技術開発であり、家庭等の利用形態を考慮した体系的な調査および評価を行った例はない。
・調査検討事項
(1)家庭等で使用される機器を外部から制御するために必要な通信/ネットワーク技術
(2)家庭等に設置される創エネ、蓄エネ機器類および制御技術
(3)家庭等で利用されるネットワーク等に接続される家電機器類 〜スマート家電〜
(4)家庭等におけるエネルギー管理システム(HEMS)制御技術
(5)家庭等における電源回路技術を基にした省エネルギー・エネルギー高効率技術
(6)家庭等にも活用できる他分野技術
(7)再生可能エネルギー普及、省エネ促進の加速化に向けた制度
・予想される効果
今後、急速な進展が予想されるネットワーク化された家庭等において使用される各種機器の省エネルギー、エネルギー高効率技術の開発動向を調査し、家庭等のあるエリアでのエネルギー消費・利用および供給に関しての最適な姿についての提言を行う。
調査期間:2013年11月〜2016年10月(3年間)
委員長:黒川不二雄(長崎大学)
家庭内の電力利用機器・創エネ蓄新技術協同研究委員会
本委員会は,グローバルで深刻化する地球環境問題,東日本大震災を契機としたエネルギー問題等を背景に,
その解決技術として期待される,家庭内電力利用機器の省エネに貢献する新しい機器システム技術,
家庭内に新たな位置づけを得る創エネ・蓄エネ機器システム技術,家庭内の新たな配電システム
およびそれに関わる電力利用機器・創エネ機器・蓄エネ機器の機器システム技術に関する技術調査を
目的として設立された.
2012年4月から2014年3月の活動期間中,合計11回の委員会,1回の見学会,2回の幹事会を開催,
約50件の技術調査報告および委員による活発な議論を行い,最新技術・製品・システムの動向把握と
技術の深堀を行ってきた.また,技術調査結果・議論の内容を,文献報告データベースとして整理を
行ってきた.調査・議論を行った主な内容を以下にまとめる.
(1) 家庭内の省エネ機器・システムに関する最新技術
(2) 家庭用を主な用途とする創エネ・蓄エネ機器・システムに関する最新技術
(3) 家庭内で今後普及が期待される直流給電等の配電機器・システム技術
(4) 家庭用のエネルギーシステム,スマートハウス等の最新技術,プラットフォーム,コンセプト
上記の活動は,
2014年電気学会産業応用部門大会シンポジウムにおいて報告している.
調査期間:2012年04月〜2014年03月(2年間)
委員長:岸本圭司(パナソニック株式会社)
家庭等における情報通信機器・システムのエネルギー技術動向調査専門委員会
経済産業省の「技術戦略マップ2010」の「総合エネルギー効率の向上・エネルギーマネージメント」において、家庭情報機器において省エネ技術が今後開発すべき重要な技術として挙げられている。また、平成23 年度科学・技術重要施策アクション・プランの「エネルギー利用の省エネ化」において「オフィス・住宅の省エネ化」および「情報通信技術の活用による低炭素化」が求められている。NEDOにおいては、『省エネルギー技術戦略』において、各種機器個別の省エネルギー効果について評価しているが、家庭等の利用形態を考慮した体系的な調査を行った例はない。
・調査検討事項
(1)家庭等におけるネットワーク高度化の調査
(2)家庭等における分散電源などを含めたエネルギー供給・蓄積システム制御とエネルギー管理システム(HEMS)制御の調査
(3)家庭等における機器の制御・ネットワーク化および連携の調査
(4)家庭等における情報通信機器・システムの回路技術を基にした省エネルギー・エネルギー高効率技術の調査
(5)削減目標達成に向けたグリーンエネルギー普及促進の加速化の調査
・予想される効果
今後、急速な進展が予想されるネットワーク化された家庭等において使用される各種機器の省エネルギー、エネルギー高効率技術の開発動向を調査し、家庭等のあるエリアでのエネルギー供給に関しての最適な姿についての提言を行う。
調査期間:2011年10月〜2013年09月(2年間)
委員長:黒川不二雄(長崎大学)
主催したシンポジウム(電気学会全国大会,電気学会産業応用部門大会)
- 家電・民生機器における組込モータ・ドライブ技術の最前線, 2017年電気学会産業応用部門大会, 2017/08/31
- 家庭等におけるエネルギー高度利用化技術動向, 2016年電気学会産業応用部門大会, 2016/08/31
- 新電力ビジネスに関わる家庭内エネルギーの新技術, 2015年電気学会産業応用部門大会, 2015/09/2
- 家庭内に新たな位置づけを得る電力利用・創エネ・蓄エネ機器システムの新技術, 2014年電気学会産業応用部門大会, S11,2014/08/28
- 次世代家電・民生用パワーデバイスの主役は何か, 2013年電気学会産業応用部門大会, S10,2013/08/30
- 家庭等における情報通信機器・システムのエネルギー技術動向, 2013年電気学会全国大会,S16,2013/03/20
- グローバル展開に向けたパワエレ家電の省資源,レス化技術, 2012年電気学会産業応用部門大会, S6,2012/08/22
- 家庭等における情報通信システムおよび機器のエネルギー有効利用技術の動向, 2011年電気学会産業応用部門大会, S15,2012/09/08
主催した産業応用フォーラム
- 次世代送配電への潮流を乗り切るローカルVPP ビジネス−脱炭素エネルギー革新とニュービジネスの胎動−,2023/2/24,大阪工業大学 梅田キャンパス 常翔ホール
- 家電・民生のモータ・制御 近未来への羅針盤−材料からつかい方まで−,2020/2/25,ダイキン工業(株)東京支社
- 新電力社会で変革を迎える地域と家庭のスマートエネルギーシステム技術,2018/2/23,大阪工業大学
- 自動車・家庭・業務系から見たスマートグリッドへの期待と課題〜スマート社会の産業分野が実現すべき新たな価値とは?〜,2017/2/9-2017/2/10,名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリ
- 家電・民生技術の最前線と今後の展開−近未来家電製品の技術潮流を占う−,2016/12/21,ダイキン工業(株)東京支社
- 家庭内における電力利用・創エネ・蓄エネ機器システムの新技術,2015/12/18,グランフロント大阪
- 家庭等における情報通信機器・システムのエネルギー技術動向,2014/3/2,電気学会会議室
- 次世代家電・民生用パワーデバイスの主役は何か. −家電・民生PEとパワー半導体 次世代の針路を探る−,2013/11/29,電気学会会議室
- スマートグリッドと家電・民生の関わり−家庭用エネルギーの安定確保と低炭素化に動きはじめた スマートハウス技術群− 新配電・新家電,2012/09/28,常翔学園大阪センター
- スマートグリッドと家電・民生の関わり−家庭用エネルギーの安定確保と低炭素化に動きはじめた スマートハウス技術群− 新配電・新家電,2011/12/02,電気学会会議室