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「電力・エネルギー部門の活動について」 |
電力・エネルギー部門長
大 山 力
(横浜国立大学)
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電力・エネルギー部門(B部門)の活動にご理解・ご協力いただきありがとうございます。この場をお借りして皆様へメッセージをお伝えしたいと存じます。
1.社会への情報発信
2011年3月11日の大震災以来、電気エネルギー供給のあり方は大きく変わりつつあります。電源ベストミックスのあり方はこれで良かったのか、電気エネルギー供給体制はこれで良かったのかといった疑問が一般社会から発せられています。そのような疑問に対し、電力・エネルギー供給の実態をわかりやすく社会に発信することは大変重要な使命です。
これまでにもB部門大会の震災特別セッション「大震災と電気エネルギー」や本部企画公開シンポジウム「東日本大震災と電気エネルギー -電気システムの被害状況から見えた課題と明日への方向性-」等がおこなわれました。電力・エネルギーを扱ってきた我々B部門としては今後も部門大会や全国大会、さらにシンポジウムなどの場を使って情報発信に努めていく所存です。
2.部門会員のつながりの強化
平成23年度より論文集が電子ジャーナル化されました。現在、部門会員に郵送で配布されるのはニューズレターだけとなっています。電子ジャーナル化後の状況をきちんと把握し、会員の皆様のご意見を基にニューズレターの内容の充実を図るとともに部門ホームページ、メーリングリストの活用も検討し、部門として情報の共有ができるようにしていきたいと存じます。是非皆様からも斬新なアイディアを頂戴いただければと考えております。
また、部門会員の皆様が参加しやすい研究会や部門大会のあり方についても継続的に検討していく必要があります。これまでにおこなってきた表彰制度や部門大会のYPC(若手研究者のポスター発表)等についてもより充実したものとすべく努力を継続していきます。
3.論文の質・量の向上
優れた研究成果は学会活動の宝です。論文の質・量を向上させることはB部門の価値を向上させることに直結します。論文投稿数は10年ほど前には300件に近づいたこともありましたが、残念なことにやや減少する傾向にあり、ここ数年は200件を下回る状況です。今後の皆様の積極的な貢献を期待いたします。
最近は低炭素化社会の実現と関連して再生可能エネルギーの導入促進策、マイクログリッド、スマートグリッドなどが話題となっているのでそのような分野の特集を企画することにより、論文の質・量の向上をはかりたいと考えています。
このような活動を通じて活性化を図り、会員の皆様にとって価値ある部門としていく所存です。今後ともご支援並びにご協力をよろしくお願いいたします。
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