2020年11月2日(月) 13:00~16:45
Webexによるオンライン開催
時刻 | プログラム |
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13:00~13:05 | 静岡東部支所長挨拶 |
13:05~14:15 | 特別講演 |
14:25~16:40 | 技術者発表会 |
16:40~16:45 | 山梨支所長挨拶 |
発表番号 | 発表タイトル |
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S27-01 | 5G/ローカル5Gに向けての東芝の取り組み ~社会インフラCPS(サイバー・フィジカル・システム)化のアプローチ~ 斉藤 健 様(株式会社東芝) |
S27-02 | 下水処理におけるAI活用に向けた取り組みと今後の展望 木村 雄喜 様(株式会社明電舎) |
パワーデバイスのジャンクション温度推定法
比嘉 隼, 林 孝則, 久保 肇, 漆畑 正太, 只野 裕吾(株式会社明電舎)
本論文ではパワーデバイスの故障予知を実現するために,交流駆動時におけるデバイスの温度推定手法を提案する。従来法では一定電流を流し,デバイスがオンしている期間の電圧(オン電圧)を測定することで温度を推定する。しかし,電力変換器の入力もしくは出力が交流の場合,温度を推定できない。そこで,提案法では事前に取得したテーブルデータと測定データを比較することで電力変換器の交流駆動時における温度を推定する。
空調用モータドライブシステムの効率向上手法の検証
加藤 慶一, 西尾 元紀, 久保田 洋平, 金森 正樹, 清水 慎也(東芝キヤリア株式会社)
空調用モータドライブシステムの効率向上手法として,これまではモータ電流低減によるインバータ効率向上を図ってきたが,異なる手法として,インバータによるモータ効率向上手法について検討した。本稿では,インバータ出力電圧の高周波化とマルチレベル化による効果について比較を行い,空調用途に適した効率向上手法について報告する。
高耐圧SIThyのターンオン特性の解析
名取 拓馬, 矢野 浩司(山梨大学)
静電誘導サイリスタ(Static Induction Thyristor:SI-Thyristor)は高速・低オン抵抗性能を有し, パルスパワー用半導体スイッチとして期待される.現状のSIThyの性能において, 降伏電圧を保ちつつ高速ターンオン速度を上げる事ができれば, より低損失化が図られ,電源の小型化に寄与できる. 本研究では,SIThyの重要な構造要素の一つである表面部のチャネル構造に着目し, チャネル間隔とターンオン性能の関係をシミュレーションにより調べた.
エナジーハーベスト用昇降圧電源回路に適した補助電源回路の開発
廣永 駿輔, 佐藤 隆英, 小川 覚美(山梨大学)
主回路における電流が経由するスイッチ数が常時1個であるため、スイッチのオン抵抗が大きい場合や出力電流が大きい場合の効率に優れる電源回路を開発している。本報告では、この電源回路の制御回路に電力を供給する電源(補助電源)の開発を行っている。開発する補助電源は、電源回路の起動時と定常動作時の段数を切り替えて動作することで回路の必要段数を削減し、回路規模を縮小に成功している。
荷重測定用容量型センサの2段構成容量・ディジタル変換回路
小川 覚美, 若杉 海里, 小野 泰造, 佐藤 隆英(山梨大学)
指ごとの握力測定を目的とし、安価に製造できる荷重測定用センサとして、ステンレス製の小型容量型センサが試作されている。本報告では、この容量型センサの容量値を高精度にディジタル値に変換する2段構成容量・ディジタル(CD)変換回路を提案する。容量型センサを用いた荷重測定において1 Nの荷重分解能を得るのに十分なCD変換精度が本CD変換回路で実現できることを示す。
最大トルク制御座標系を用いたIPMモータの周期的速度変動抑制制御
遠山 暉大, 大沼 巧(沼津工業高等専門学校)
エアコン用の圧縮機などを駆動する際、圧縮サイクルに伴う負荷トルクの変動により周期的な速度変動が発生する。この変動は機器の破損の原因となるため、その対策が求められている。本発表ではIPMモータの制御に適した最大トルク制御座標系により、リラクタンストルクを効果的に用いて、周期的速度変動抑制制御の適用範囲を拡大する手法を提案する。
電気学会東京支部静岡東部支所