フォーラム「映像インターフェースの未来へ」


今日、映像関連技術は社会のあらゆる分野に浸透し、経済・産業の発展や安全で快適な生活になくてはならないものになっています。この技術の基礎は、今から80年ほど前に日米欧で繰り広げられたテレビジョンシステムの研究開発の結果、生み出されたものです。その後、テレビジョン放送は周知の通り世界各国で実用化され、今日のマスメディアの中心となるとともに、電子ディスプレイを用いた映像インターフェースのさきがけとなりました。今日では映像インターフェースはコンピュータ、携帯端末、ゲーム機、カーナビゲーション、街頭の大型ディスプレイ、医療機器など、民生用、産業用を問わず、その中核的技術として広く普及し、今後さらに多くのアプリケーションを生み出すことが期待されています。
本フォーラムは、このような背景において、映像インターフェースの未来を探り、この分野のさらなる発展に資することを目的として開催します。関連する歴史から学び、映像ディスプレイやヒューマンインターフェースに関する最新の動向について第一線技術者による報告を行ないます。


【日時】 平成18年9月11日(月)

【場所】 アルカディア市ヶ谷(私学会館)

     (東京都千代田区九段北4-2-25)

【主催】 日本学術振興会 光エレクトロニクス第130委員会、独立行政法人 情報通信研究機構、映像情報メディア学会、電気学会、電子情報通信学会、電気電子・情報関連技術史委員会

【協賛】 財団法人 高柳記念電子科学技術振興財団


【プログラム】

9:30          実行委員長挨拶  榎並和雅 実行委員長
              基調講演        末松安晴 組織委員長
10:00-12:30   Early Works of Video Display Research (司会 松本栄寿)
                     「Early Developments in Europe」 Oskar Blumtritt (Deutsches Museum)
                     「HDTV: Its Past, Its Present Status, and Its Future」 Joseph Flaherty (CBS)
                     「Early Works in Hamamatsu」 三村秀典 (静岡大)

12:30-13:30  昼休み

13:30-15:50    国内講演 (司会 奥田 治雄)
                     「未来のテレビ スーパーハイビジョン」  菅原正幸 (NHK)
                     「デジタルシネマと映像コンテンツ」	     金子満 (東京工科大)
                     「自由視点テレビ」                      谷本正幸 (名大)
                     「ディスプレイと色再現」		     山口雅浩 (東工大)
                     「読むためのディスプレイ」              面谷信 (東海大)

15:50-16:10  コーヒーブレーク

16:10-18:30  パネル討論 「映像インターフェースの未来へ」
                    司会者   小沢 愼治(慶応大学)
                    パネリスト 谷岡 健吉(NHK)
                                松島 裕一(情報通信研究機構)
                                小林 駿介(山口東京理科大)
                                栄籐 稔 (NTTドコモ)

18:30-     交歓会



戻る