発表番号 |
HEE-94-1 |
タイトル |
幕末電信とD.J.Macgowan |
発表者 |
八耳俊文(青山学院女子短大) |
アブストラクト
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「博物通書」の日本での所在調査を行い、日本や中国に滞在した欧米人達の電信線架設に関する反応を調べ、従来あまり幕末電信史で注目されてこなかったD.J.Macgowanの役割の重要性を論じた。 |
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発表番号 |
HEE-94-2 |
タイトル |
東京電機大学クラークコレクションについて |
発表者 |
古川安(電機大) |
アブストラクト
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電機大は平成2年、米国の電気工学者チャールズ・クラーク旧蔵の資料を購入した。クラークはエジソンの主任技師で、コレクションは彼が収集した400点以上の書物、数千点の私文書からなり、科学技術史上今後重要な資料となる。 |
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発表番号 |
HEE-94-3 |
タイトル |
照明文化研究会のあゆみ |
発表者 |
深津正(照明文化研究会会長) |
アブストラクト
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照明文化研究会発足25周年に当たり、同研究会の設立に至る経緯・組織・事業・会員の主たる研究と業績などについて述べた。
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発表番号 |
HEE-94-4 |
タイトル |
化学企業におけるR&Dのあり方 |
発表者 |
佐伯康治(日本ゼオン) |
アブストラクト
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企業のR&Dはものづくり研究が主体で,ものづくり研究においても基礎的研究は重要であり、この積上げが企業の技術蓄積となる。研究開発はシーズとニーズの相互作用のメカニズムによって展開する。基礎的研究からの成功例とニーズに対応したシーズの開発の成功例を示した。 |
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発表番号 |
HEE-94-5 |
タイトル |
マルコーニの大西洋横断無線電信実験成功は本当か |
発表者 |
若井登(東海大) |
アブストラクト
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1910年マルコーニは大西洋横断の無線電信実験に成功し、それを契機に無線通信は飛躍的な発展を遂げた。しかし実験直後から、一部の学者の間には事件の成功を疑う声があった。本論は主として電波伝搬上の観点から実験を見直し、問題の所在を探る。 |
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発表番号 |
HEE-94-6 |
タイトル |
マグネトロンとレーダの研究 |
発表者 |
中島茂(元日本無線) |
アブストラクト
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日本無線と海軍技術研究所を中心としたマグネトロンとレーダーの開発史。
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発表番号 |
HEE-94-7 |
タイトル |
琵琶湖疎水事業における制御技術 |
発表者 |
示村悦次郎(早稲田大) |
アブストラクト
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琵琶湖疎水事業の計画書に現れた制御技術の面からの議論と、蹴上げ発電所における制御技術を通して、田辺の制御観と当時の我が国の制御技術の状況を考察する。 |
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発表番号 |
HEE-94-8 |
タイトル |
東芝の研究所史(1)重電分野 |
発表者 |
沢田芳夫(東芝) |
アブストラクト
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明治維新から現在に至るまで、重電技術の発展に果たした企業の研究所の役割、研究開発の動向、研究開発に対する考え方の変遷等を東芝の場合を例にとって述べている。 |
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発表番号 |
HEE-94-9 |
タイトル |
高電圧工学史序説Z完 |
発表者 |
高橋雄造(農工大) |
アブストラクト
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4人の米国の技術者について、最初の高電圧技術者としてその生涯と業績を議論。4人はDavid Brooks, Harris J. Ryan, Frank W. Peek Jr., Charles P. Steinmetz。 |
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発表番号 |
HEE-94-10 |
タイトル |
工学部出身川口市太郎について |
発表者 |
田中 弘(川口市太郎の孫) |
アブストラクト
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川口市太郎は明治期の日本の近代化課程における象徴的な技術者として著名であった。本報では、工部省製機所出身の川口市太郎の生涯について報告されている。 |
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発表番号 |
HEE-94-11 |
タイトル |
電気産業における日米関係 |
発表者 |
林 義勝(明治大学) |
アブストラクト
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日米関係史の研究状況を踏まえて、世紀転換期における電気産業におけるアメリカ合衆国から見た日本への技術導入の過程を明らかにし、「生活レベルにおけるアメリカ文化」の受容の実態の一側面を分析されている。 |
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発表番号 |
HEE-94-12 |
タイトル |
米国における科学技術史教育の現状 |
発表者 |
田中國昭(千葉大)、石井彰三(東工大) |
アブストラクト
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理工学系学生に対して科学史・技術史教育がどのように行なわれているかについて8大学・4研究機関を訪問調査し、同時に青少年に対して提供される科学技術に関する教育機会の現状を調べた結果も纏めている。 |
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発表番号 |
HEE-94-13 |
タイトル |
IEEE SPECTRUM電気技術史論文のデータベース化 |
発表者
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伊与田 功(三菱電機)、清水節子(科学技術情報研究所)、大来雄二(東芝) |
アブストラクト
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電気技術史関係の文献の関わるデータベースについて、最近の情報技術を応用して電気技術史の研究者と情報処理の専門家が協力して効率的にデータベースを構築するのプロトタイプ構築を試みた。 |
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発表番号 |
HEE-94-14 |
タイトル |
東芝の研究所史(2)−軽電分野 |
発表者 |
千葉 脩(元 東芝) |
アブストラクト
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日本における電気機械工業は電信事業と電灯供給事業から出発している。本報告では後者に関わり電球の国産化の課題解決に取り組むべく1899年に設置された実験室時代から戦後1960年代にいたるまでのマツダ研究所の歴史について紹介されている。 |
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発表番号 |
HEE-94-15 |
タイトル |
超高圧送電線の建設と環境問題の歴史 |
発表者 |
中村 宏(元 電力中央研究所) |
アブストラクト
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送電電圧の昇圧時にはコロナ雑音、コロナ騒音、風雑音、テレビゴースト、静電誘導等の電磁環境問題の克服が要求される。本論文は、我が国における超高圧送電線の電気環境問題の研究の歴史を概観したものである。 |
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発表番号 |
HEE-94-16 |
タイトル |
聞き取り調査−「国産化」調査専門委員会の活動から |
発表者 |
井上松敏、荒川文生(電源開発) |
アブストラクト
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電気技術国産化の歴史調査調査専門委員会は、電力技術の開発・導入・国産化などについて具体的に貴重な体験を持っておられる先達から、技術継承・示唆取得を目的として聞き取り調査を実施した。本報告ではその概要について報告されたものである。 |
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発表番号 |
HEE-94-17 |
タイトル |
戦後日本の経済発展と電気通信 |
発表者 |
藤井信幸(冨士短期大学) |
アブストラクト
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本稿では、電話が導入された1890年から第2次大戦直前までの時期における国内電信・電話の利用状況に関して、電信から電話への代替過程を具体的に解明するとともに戦前日本の経済発展において国内電気通信ネットワークが果たした経済的機能についても展望するものである。 |
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発表番号 |
HEE-94-18 |
タイトル |
豆電球の歴史 |
発表者 |
横山 宏(照明文化研究会) |
アブストラクト
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本稿では、筆者の豆電球のコレクションを通じて纏めついて概説されている。
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発表番号 |
HEE-94-19 |
タイトル |
電力の切手 |
発表者 |
滝井晴雄 |
アブストラクト
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切手収集は数を増やすだけでなく、切手を通して発行事情の事情を探ることも楽しいことである。科学技術を図案とする切手では、特にそういうことが言える。本レポートでは、世界の電気技術史を観るため、初期の切手を主体に考察を行った。 |
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発表番号 |
HEE-94-20 |
タイトル |
日本の産業技術の発展と技術教育 |
発表者 |
小泉賢吉郎(文教大学) |
アブストラクト
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日
本の産業技術、とりわけ戦後のそれについて、いったいどのような技術者が大きな貢献を行ったかについて考察を試みる。その為、大きな賞(大河内賞)を受賞
した技術者についてその受賞者がどのような教育を受けたのか分析し、産業技術の発展に寄与した要因について検討を行っている。 |
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発表番号 |
HEE-94-21 |
タイトル |
放射線医療技術教育史序論 |
発表者 |
山下一也(川崎医療短期大学) |
アブストラクト
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本報告では、「X線技術・技術学」の歴史的な発展過程を追求してゆくことでその技術のなかに反映する「医療技術者・放射線技師」の素朴な原型を探るという視点にたち、我が国の「X線技術・技術学」に関する教育の歴史的発展段階を俯瞰していく。 |
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発表番号 |
HEE-94-22 |
タイトル |
工手学校と工学院大学 |
発表者 |
村野 稔、馬場則男(工学院大学) |
アブストラクト
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明治20年に創立された工手学校(現工学院大学)の創設期について当時の豊富な史料を交えて述べられている。
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発表番号 |
HEE-94-23 |
タイトル |
東京物理学校と東京理科大学 |
発表者 |
村田雄司(東京理科大学) |
アブストラクト
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東京理科大学の源は明治14年に発足した東京物理学講習所にある。本報告では、その現在に至るまでの歩みについて概説されている。
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発表番号 |
HEE-94-24 |
タイトル |
明治専門学校と九州工業大学 |
発表者 |
野上暁一(九州工業大学) |
アブストラクト
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九州工業大学の前身は、明治42年に開学された私立の明治専門学校である。本稿ではその沿革・教育の理念から官立移管の経緯などについて述べられている。 |
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発表番号 |
HEE-94-25 |
タイトル |
電機学校と東京電機大学 |
発表者 |
間邊幸三郎(東京電機大学) |
アブストラクト
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明治期における我が国電気工学教育の草創期に創立された電機学校について、同校創立時の状況を中心に調査し、その後、東京電機大学へと発展していった歴史的経緯について概観した。 |
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発表番号 |
HEE-94-26 |
タイトル |
東北大学における電気工学教育の歴史 |
発表者 |
伊藤弘昌(東北大学)、斎藤雄一(NTTアド) |
アブストラクト
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東北帝国大学創立の経緯、大学の教育方針、「弱電」重視の電気工学科の教育及び研究について概説されている。
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