発表番号 |
HEE-93-1 |
タイトル |
絶縁材料耐熱寿命評価法の研究史 |
発表者 |
須納瀬司(千葉工大)・小澤丈夫(ダイセル化学工業) |
アブストラクト
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絶縁材料耐熱寿命評価法についての鯨井・赤平の研究を中心に国内におけるその変遷についてまとめた。
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発表番号 |
HEE-93-2 |
タイトル |
コイル用マイカ絶縁の推移 |
発表者 |
太田庄司(日本理化工業所) |
アブストラクト
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国内で電気絶縁用のマイカ産業が発足して約80年が経過した。コイル絶縁用の物がその大部分を占め,生産量の増加と技術上の発達が著しい。特に1950年以降に材料の多様化と絶縁工作技術の進歩はめざましい物がある。これらの点を中心にマイカ絶縁材料の推移を記す。 |
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発表番号 |
HEE-93-3 |
タイトル |
家電の普及とそれにともなう絶縁の進歩 |
発表者 |
津久井勤(日立) |
アブストラクト
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家電製品の本格的な普及は1950年代からである。その後,幾多の景気の変動を経ながらテレビ受像機,電気冷蔵庫などが次々と普及していった状況を政治・経済動向と合わせて述べている。また,家電用絶縁技術開発の動向を示した。 |
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発表番号 |
HEE-93-4 |
タイトル |
がいし発達史−その一:陶磁器,通信がいし,懸垂がいし− |
発表者 |
藤村哲夫(中部大学) |
アブストラクト
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がいしの発達の歴史の第1部として,がいしの絶縁材料の陶磁器,通信がいし,懸垂がいしの日本における発達の歴史を紹介した。
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発表番号 |
HEE-93-5 |
タイトル |
高電圧工学史序説(T) |
発表者 |
高橋雄造(農工大) |
アブストラクト
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本論文は1991,1992年にスミソニアン研究所国立アメリカ歴史博物館で行った研究の報告書”Introduction to the History of high voltage engineering”の和文版第1部である。 |
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発表番号 |
HEE-93-6 |
タイトル |
幕末電信技術の系譜 |
発表者 |
川野辺冨次 |
アブストラクト
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幕末電信技術は,外国より贈呈された電信機を将軍に実演展示するための研究に起源する。@江川太郎左衛門とその一門が研究したアメリカ献上電信機(自主技術を性格とする)と,A藩所調所が研究したオランダ献上電信機(模倣技術を性格とする)の2系譜が形成された。 |
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発表番号 |
HEE-93-7 |
タイトル |
横浜盗電事件再考 |
発表者 |
中川徹(横浜商科大) |
アブストラクト
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明治34年横浜の一事業主が無断で電気を試用し,電気会社から告訴された。裁判経過調査から,これが弁護士によって仕組まれたことを解明すると共に,科学技術の発展や新技術の導入などによって既成の法体系では掌握できないこの種の事件が必然的に発生することを指摘する。 |
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発表番号 |
HEE-93-8 |
タイトル |
特許制度から見た電気技術 |
発表者 |
富田徹男(特許庁) |
アブストラクト
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電気技術は特許制度が国際的に完備した段階で登場した。そのため機械や化学にはみられなかったような問題が発生した。1899年の条約改正後の日本への技術移転,ラヂオと電球における反トラスト法上の問題の他,現在の日本の電子産業について特許からの分析を述べる。 |
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発表番号 |
HEE-93-9 |
タイトル |
電子技術総合研究所(電気試験所)の100年 |
発表者 |
田村浩一郎,是永定美,管野義之(電総研) |
アブストラクト
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電総研は1991年創立100周年を迎えた。本報はこの1世紀の間,一貫して我が国の電気,電子技術の発展に寄与してきた電総研の100年の歴史の概要を記している。 |
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発表番号 |
HEE-93-10 |
タイトル |
20世紀前半における純国産技術による遮断器開発史 |
発表者 |
細川正男(茨城高専)・平沢邦夫(日立) |
アブストラクト
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日立製作所は1910年に創立され,それ以来,外国技術の導入なしに遮断器を開発してきた。1911年の最初の製品以来20世紀前半までの日立遮断器の概要の述べる。 |
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発表番号 |
HEE-93-11 |
タイトル |
戦後のテレビジョン受像機技術史 |
発表者 |
曽田純夫・吉岡仗治(中央無線) |
アブストラクト
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テレビジョン放送開始40年にあたり,テレビ受像機用キーパーツ(チューナー・偏向ヨーク・フライバックトランス)の開発・製造を行ってきた専業電子部品メーカの視点から,我が国のテレビ受像機の技術発達史をまとめた。 |
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発表番号 |
HEE-93-12 |
タイトル |
欧米の科学技術博物館における電気技術史展示 |
発表者 |
前島正裕(科博) |
アブストラクト
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科学技術博物館は一般に,増え続ける収蔵品の保守と管理,極めて多様化した現代技術とその相互作用の展示,原理原則を示す展示と技術発達史展示のバランス,科学技術に対する不信等の問題を抱えている。これらに対する欧米の代表的博物館の活動状況を示した。 |
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発表番号 |
HEE-93-13 |
タイトル |
電気治療器からみた幕末の電気の歴史 |
発表者 |
布施光男(法政大学) |
アブストラクト
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幕末期の電気治療器につて記述し,同時代のヨーロッパの電気治療器についても述べている。さらに,当時我が国見ることができた文献の中の電気治療器について考察を行っている。ここで言う電気治療器は誘導コイルと磁石発電機のことである。 |
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発表番号 |
HEE-93-14 |
タイトル |
日本のラジオ用固定抵抗器の変遷 |
発表者 |
木賀忠雄,岡本次雄(日本アマチュア無線連盟) |
アブストラクト
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1925年のラジオ放送に触発された真空管式ラジオ受信機の開発・生産過程で,検波管回路に接続する固定抵抗器からの発生する雑音が問題となり,固定抵抗器の開発は原点に戻った。10年後,現在用いている炭素皮膜固定抵抗器が開発された。この経過をまとめた。 |
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発表番号 |
HEE-93-15 |
タイトル |
NHKにおけるテレビ受像機の研究史 |
発表者 |
石橋俊夫(元NHK技術研究所) |
アブストラクト
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NHKが本格的に電子的なテレビジョンの研究を開始したのは昭和12年である。NHK技術研究所が行ったテレビ受像機の電源非同期対策・簡易化・低廉化の研究,広角偏向回路の研究,投写形受像機の研究,トランジスタ受像機の研究,カラー受像機の研究等の歴史をまとめた。 |
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発表番号 |
HEE-93-16 |
タイトル |
ガルバノメータの発展と応用から自動平衡計器への道をたどる |
発表者 |
松本栄寿(横河電機) |
アブストラクト
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ガルバノメータは当初は電流の検出のみに使われたが,種々の構造の工夫と「光や機械式テコの増幅作用」や「電光偏向機能」を使って各種の計測装置や情報機器の中心部としても使われてきた。ここではいくつかの応用例をあげ,最後に自動平衡記録計について解説する。 |
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発表番号 |
HEE-93-17 |
タイトル |
タービン発電機国産化の歴史 |
発表者 |
田里誠,吉田育夫(東芝) |
アブストラクト
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タービン発電機の概略の歴史と東芝の例を中心とした多様な技術の進歩の概要を紹介する。
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