発表番号 |
HEE-91-1 |
タイトル |
電気絶縁材料関係の国際会議の沿革 |
発表者 |
大木義路(早大) |
アブストラクト
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IEEE,DEIS(米国電気電子学会,誘電・絶縁部門学会)主催の国際会議など,電気絶縁材料関係のいくつかの国際会議について,その沿革,性格,特徴などを述べる。 |
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発表番号 |
HEE-91-2 |
タイトル |
電気絶縁材料シンポジウムから見た研究活動について |
発表者 |
岡本達希(電中研)・高橋雄造(農工大) |
アブストラクト
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1968年に開始された電気絶縁材料シンポジウムの発表論文テーマを概観することにより日本における電気絶縁材料関連研究の流れを,発表論文数の推移,材料の電気特性研究の面,応用分野の面,計測・コンピュータ応用の面などから検討し,大まかな流れを概観する。 |
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発表番号 |
HEE-91-3 |
タイトル |
電気絶縁材料工業会技術部会の活動 |
発表者 |
上村広一(日立化成) |
アブストラクト
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昭和27年に電気絶縁材料工業会が設立されて以来,技術委員会はワニス,マイカ,紙,等のJIS制・改訂を行うと同時に,絶縁材料ガイドブック,要覧等の発行を行ってきた。昭和40年以来,技術講演と展示会を主催し,関連各分野の識者による特別講演等を実施している。 |
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発表番号 |
HEE-91-4 |
タイトル |
水トリーの発見の背景とその後に与えた影響について |
発表者 |
津久井勤(日立)・植松忠之(古河電工) |
アブストラクト
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架
橋ポリエチレンケーブルやポリエチレン電線を用いた水中モータなどにおいて,開発の初期段階から水トリーの発生する場合のあることが見いだされた。
特に前者は,CVケーブルが超高圧ケーブルとして実用化されている。水トりーの初期研究が後に与えた影響について述べる。 |
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発表番号 |
HEE-91-5 |
タイトル |
難燃・不燃性絶縁液体材料の変遷 |
発表者 |
月岡淑郎(ユカインダストリーズ)・西松峯昭(日新電機) |
アブストラクト
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これまで,油入り電気機器の不燃化に最も効果的な材料はPCBであった。しかし,昭和47年に使用禁止されて以来,数多くの難燃・不燃性絶縁液体材料が検討され,一部のものが実用化された。本報告はこうした液体材料と電気機器への適用,試験・評価方法についてまとめた。 |
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発表番号 |
HEE-91-6 |
タイトル |
ガス絶縁の研究及びガス絶縁機器の歴史 |
発表者 |
渋谷義一(三菱電機)・千葉政邦(東大) |
アブストラクト
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気
体絶縁材料として最も急速な進歩を遂げたものがSF6 ガスである。SF6 ガスの歴史は1900年にさかのぼる。SF6 ガスの絶縁の研究及び
GISを始めとするガス絶縁機器の開発において日本の研究が果たした役割は大きい。ガス絶縁の歴史を世界的視野で整理した。 |
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発表番号 |
HEE-91-7 |
タイトル |
戦後日本における電子部品工業史(ノート) |
発表者 |
高橋雄造(農工大) |
アブストラクト
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抵抗器・コンデンサ・コネクタ等の一般電子部品は,電子管・トランジスタ・IC等の能動素子に比べて脇役と見なされがちであるが,これらの品質向上が日本のエレクトロニクス工業の国際競争力獲得の原動力の一つであった。1960年代までの電子部品工業の歩みを分析する。 |
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発表番号 |
HEE-91-8 |
タイトル |
電子管史研究会の活動と問題点 |
発表者 |
池谷理(電子管史研究会) |
アブストラクト
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1983年に発足した電子管史研究会(委員長岡村総吾)の運営,成果,資金等に関する概要と問題点,並びに技術史のあり方についての論議と試みについて報告する。 |
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発表番号 |
HEE-91-9 |
タイトル |
精密電気計器を支えた技術と技能−その一− |
発表者 |
松本栄寿(横河電機) |
アブストラクト
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大正時代より国産化された精密電気計器について,その製作を支えた技能を取り上げる。精細な目盛りを手書きした,また制作名を目盛り板裏に署名した,製品の保証の意味で蝋で封印したなど,当時の計器を支えた技能と現代ではどう置き換わっているか等,その変遷をたどる。 |
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発表番号 |
HEE-91-10 |
タイトル |
電気エネルギー計測の技術史的考察について |
発表者 |
楠井昭二・小助川充生(日本電気計器検定所) |
アブストラクト
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電気は現代生活に不可欠な物であり,日本全体で約12兆円の電気エネルギーが使用されている。その計量,計測は極めて重要で,現在の誘導形計器に落ち着いて80年も経過した。開発当初の経緯と改良の歴史,原理の異なる電子式電力量計に関して技術史的見地から検討する。 |
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発表番号 |
HEE-91-11 |
タイトル |
技術革新プロセスの変遷 |
発表者 |
鈴木浩・伊与田功(三菱電機) |
アブストラクト
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技術革新は,旧来の研究,開発,製造,流通という一方向のものから,これらが絡み合った螺旋型の形態をとるようになっている。我が国得意の組合せ技術による物,ブレークスルー型のものに加え,複雑なシステムによる技術革新が生じるまでの流れを振返り,体系化を試みる。 |
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発表番号 |
HEE-91-12 |
タイトル |
日本の電気事業発達史 |
発表者 |
冨田弘平(原子力用次世代機器開発研究所) |
アブストラクト
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1870年に東京・横浜間でモールスが発明した電信機が日本で初めて試用され,1877年にはベルが発明した電話機が日本に到着し試用されている。1878年にはグローブ電池を電源にして日本で初めての電灯(弧光灯)が点灯され,以来3月25日が電気記念日にされている。 |