発表番号 |
HEE-02-9 |
タイトル |
地震とエレキテル −橋本宗吉と佐久間象山の事跡を主に− |
発表者 |
橋本祐嗣(産業技術総合研究所 中部センター) |
アブストラクト
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江
戸時代の人々が考えていた地震とエレキテルの関係について,橋本宗吉と佐久間象山の事跡を主に考証した。宗吉は,地熱により電流が生じ,それが空中に放電
するときに地震になると考えていた。象山は磁石を用いた地震予知機を造った。阪神大震災後,地震電磁気が脚光を浴びているが,地震予知には至っていない。 |
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発表番号 |
HEE-02-10 |
タイトル |
AD.850〜874に見る雷記録 |
発表者 |
杉沼義隆(成蹊大学) |
アブストラクト
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文徳実録から三代実録の前半に至る四半世紀に見られる雷に関する記録を他の諸記録と併せて記録した。この時代には新しい発見や技術開発が乏しい代わりに,設備や装置の運用問題が起こり,また事件についての記述が前の時代より精緻になっている。 |
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発表番号 |
HEE-02-11 |
タイトル |
AD.874〜887に見る雷記録 |
発表者 |
杉沼義隆(成蹊大学) |
アブストラクト
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三
代実録後半13年間の出来事を,雷に関する記述を中心にまとめた。雷現象に対する考えは旧来のものを踏襲しているに過ぎないが,現象の観察と記述は,目視
の範囲でほぼ現代において可能な段階に達している。雷事故に関しても,現代起こるべきことが起こるべくして起こっていたことが明確になっている。 |
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発表番号 |
HEE-02-12 |
タイトル |
中部地方の選奨電気技術の遺産 |
発表者 |
田中浩太郎(中部産業遺産研究会),石田正治(豊橋工業高校) |
アブストラクト
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中
部産業遺産研究会では,中部圏域の産業遺産を対象に調査研究を行い,データベースとして蓄積している。このうち,電気技術,電気事業に関係する歴史的価値
の高い電気技術遺産を,「選奨電気技術の遺産」として紹介する。エルー式電気炉炉体,アルミニウム電解槽,テオドール・ベル型水車,懸垂碍子,回転変流
機,依佐美送信所…・。 |
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発表番号 |
HEE-02-13 |
タイトル |
放送機器の動態保存 〜現状と課題〜 |
発表者 |
中田薫(NHK放送博物館) |
アブストラクト
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NHK
放送博物館では,5000点の放送機器を保存している。このうち,マイクロホンの70%,ラジオ受信機の20%,スピーカの40%は現在でも使用可能であ
る。技術史の資料として貴重な,スピーカ,TV受信機,TVカメラの復元について紹介する。ブラットハスラースピーカ,TVK−U型TV受信機,TKO-
3型カメラ…・。
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発表番号 |
HEE-02-14 |
タイトル |
私達の産業技術遺産−わが館のお宝 |
発表者 |
野田健一,鶴渕亜也子(東芝科学館) |
アブストラクト
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東
芝科学館は,「人と科学のふれあい」をテーマとして,我が国の産業技術史を担う電気製品の誕生から東芝が関わり合う最先端技術を判りやすく地域社会の方々
にご紹介する文化施設である。保有している主な歴史的記念物,科学館運営上の方針,お客様に接する際のポイントについて紹介する。
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発表番号 |
HEE-02-15 |
タイトル |
印刷博物館お宝紹介 駿河版銅活字 |
発表者 |
宗村泉(凸版印刷 印刷博物館) |
アブストラクト
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印
刷博物館は,印刷が社会や文化との関わりの中で歴史を刻み,さらにはコンピュータや通信との融合によって未来社会の可能性を開いていく様相を,多角的,総
合的に調査・研究し,その成果を一般に展示公開していく文化施設である。約5万点の収蔵資料のうち,重要文化財に指定されている「駿河版銅活字」について
紹介する。
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