発表番号 |
HEE-00-1 |
タイトル |
18世紀19世紀の焦電気と圧電気の歴史 |
発表者 |
依田 聖(JUKI株式会社) |
アブストラクト
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本論文では、おおよそ18世紀から19世紀にかけての焦電気の発見及び圧電気の発見から焦電・圧電理論の形成までの焦電気、圧電気の歴史を取上げる。特に従来の定説を見直しながら、中心テーマを現象の発見と現象の予知その検証について述べる。 |
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発表番号 |
HEE-00-2 |
タイトル |
近隣諸国の妨害電波とその歴史 |
発表者 |
近藤 哲也(アジア放送研究会) |
アブストラクト
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従来、焦点の当てられることの少なかった妨害電波について、その概要を整理し、研究の基礎資料とするものである。特に1980年代までの冷戦期の近隣諸国妨害電波を短波、中波に限定して報告する。 |
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発表番号 |
HEE-00-3 |
タイトル |
高周波加熱技術の変遷(其の7) |
発表者 |
高橋 勘次郎(東京電機大学) |
アブストラクト
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1960年代(昭和35年以降)には公害問題がそろそろ問題になってきた。従来のキューポラに代わって、低周波るつぼ形誘導炉は、電源問題が比較的簡便であること、温度調整が容易なこと、ダライ粉の溶解ができることからキューポラの代替溶解炉として普及してきた。 |
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発表番号 |
HEE-00-4 |
タイトル |
オーディオ技術史の1ページ アナログテープの録音機の解決出来なかった問題 |
発表者 |
坪井 謙旺 |
アブストラクト
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近
年、LPの方がCDより優れているかの議論が聞かれることがしばしばある。しかしこの時代は、アナログ式テープレコーダにより音採りされ、加えて原盤切込
みには同テープから複製されたカッティングマスターテープが用いられることが多かった。この事はLPレコードの音質を語る場合、落としてはならない重要な
問題点である。 |
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発表番号 |
HEE-00-5 |
タイトル |
日本軍用レーダーの資料となったニューマン文書の再発見について |
発表者 |
宇佐美 昇三(駒沢女子大学)・佐藤 源貞(アンテナ技研株式会社) |
アブストラクト
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佐藤源貞会員が再発見した「ニューマン文書」について、(1)「ニューマン文書」内容分析 (2)レーダー開発関係文献調査 (3)同関係者の聴き取り調査 (4)文書再現実験 により,由来と背景を考察する。 |
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発表番号 |
HEE-00-6 |
タイトル |
玉音盤の修復とその保存法 |
発表者 |
清水 直樹・徳丸 春樹・滝沢 國治(日本放送協会 放送技術研究所) |
アブストラクト
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本報告では玉音盤の修復処置、及び、歴史的資料の展示保存の観点から、新たに設計作製した博物館用の展示容器についても報告する。
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発表番号 |
HEE-00-7 |
タイトル |
トランジスタのOEM供給事例 |
発表者 |
時田 元昭(工学院大学専門学校) |
アブストラクト
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ゲ
ルマニウム・トランジスタでは、設計どうりの特性を実現することが困難な場合が多かったため、トランジスタのOEM供給事例についてはあまり知られてい
ない。シリコン拡散型系統のトランジスタになるとDesignabilityは格段に上がり、またICではブラックボックス的であることから、これからは
OEM供給事例は増えるものと思われる。 |
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発表番号 |
HEE-00-8 |
タイトル |
高周波加熱技術の変遷(其の8) |
発表者 |
高橋 勘次郎(東京電機大学) |
アブストラクト
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塑
性加工法の歴史は古く、その一つの鍛造は、いわゆる鍛冶屋さんの作業がこれである。時代の進歩と共に手作業から機械作業へと代わり、能率の向上と精密仕上
げが工夫されてきた。加熱方法も太古の鍛冶屋のような、ふいご方式から重質油や軽質油、さらに都市ガスなどの燃料を使用する燃焼炉に変わってきた。 |
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発表番号 |
HEE-00-9 |
タイトル |
方向性珪素鋼板発展の歴史(4) 低騒音変圧器用鉄心材料の開発 |
発表者 |
坂倉 昭(株式会社マグネテック) |
アブストラクト
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都市への人口集中、電力消費量の増大に伴って、大型変圧器や小型ポールトランスが都市内に設置されるようになり、その騒音が環境問題として表面化してから久しい。騒音低下のためには、鉄心材料の磁気歪みが小さいことが要求される。 |
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発表番号 |
HEE-00-10 |
タイトル |
わが国における電磁鋼板磁気試験法研究開発の歩み(3) |
発表者 |
成田 賢仁(九州大学名誉教授) |
アブストラクト
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こ
れまでの報告(1,2)において1930年代から1960年代に至る間のわが国における電磁鋼板磁気試験法の開発の歩みについて述べてきた。本報告では
1970年代から進められた単板磁気試験法および1990年代に至って研究が活発化した二次元磁気特性測定法に関する研究開発の歩みを中心に述べる。 |
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発表番号 |
HEE-00-11 |
タイトル
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傍熱形陰極用ヒータ設計の体験から偲ぶ 戦時以前の電子管技術者の労苦 |
発表者 |
小泉 直彦(電子管・レーダ史考証家) |
アブストラクト
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本稿では、小形送信管のヒータの設計変更の経過と、特殊仕様管が果たした日本のテレビジョン放送機の技術史上の役割を「顧み」る。
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発表番号 |
HEE-00-12 |
タイトル
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戦後日本に於けるダイナミック・スピーカの技術史(その3) スピーカ用接着剤の変還を中心として |
発表者 |
市川 秀一・篠原 弘明(フォスター電機株式会社) |
アブストラクト
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接着剤の特性はスピーカの生命を左右するといっても過言ではない。本稿では、1935年(昭和10年)から1995年(平成7年)までの60年間に於けるスピーカ用接着剤の変遷を記述した。 |
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発表番号 |
HEE-00-13 |
タイトル |
雷が電気と認識されるまで ー古典に学ぶ群像と教訓 |
発表者 |
宮地 巌(愛知工業大学) |
アブストラクト
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本論文では主として「科学の驚異」を原典とし、電気の精に関する論評や百科事典などで考証しながら、必ずしも円滑ではない首題の流れを追跡した。 |
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発表番号 |
HEE-00-14 |
タイトル |
阪大真空管コンピュータについて |
発表者 |
山田 昭彦(国立科学博物館) |
アブストラクト
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日本における最初のコンピュータという意味で真空管式コンピュータについて十分評価すべきであろう。本論文では、阪大真空管計算機の開発の経緯とその成果について考察する。 |
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発表番号 |
HEE-00-15 |
タイトル |
回想 日本のラジオ・セット(T) |
発表者 |
田山 彰(元 山中電機)・高橋 雄造(東京農工大学) |
アブストラクト
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ラジオセットの生産現場での自分の体験を思い出して、現在では想像もつかないほど貧弱だった、発展段階の裏面史の一端を記してみたい。
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発表番号 |
HEE-00-16 |
タイトル |
聴き取り調査の魅力 |
発表者 |
荒川 文生(電源開発) |
アブストラクト
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この報告は、1997年から1999年までの間(社)研究産業協会が編成した「電気・電子に関する委員会」による聴き取り調査を基礎としている。
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発表番号 |
HEE-00-17 |
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戦後鉄道電化き電回路の変遷と新幹線への展開 |
発表者 |
森 英夫(三菱電機) |
アブストラクト
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戦後、日本国有鉄道が直流1500Vのき電方式から、交流電化、新幹線へと展開する調査研究の中で、多くの現場試験を行ったが、その実測と調査研究に参加する機会に恵まれたので、その体験から見た鉄道電化進展のプロセスを述べる。 |
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発表番号 |
HEE-00-18 |
タイトル |
短い生涯に終わった4極トランジスタ |
発表者 |
時田 元昭(科学技術史研究家) |
アブストラクト
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トランジスタ・ラジオ需要に支えられた昭和32、33年頃に、高周波特性改良の試みとして、技術的にはかねてから提案されていた4極トランジスタが一部のメーカで製品化された。4極トランジスタとゲルマニウムトランジスタが製品化され、すぐに消えていった経緯を紹介する。 |