MVPセッションについて

まず,ご準備頂く「もの」ですが,通常のポスター発表と全く同一です。 ポスター貼付スペースは,発表1件あたり,高さ約3m×幅2.4mの区画です。 これに,ポスターを画鋲でお張り頂きます。(画鋲は事務局で準備しますので,ご心配なく。) このため,ポスターサイズとしては,最大で高さ1.5m,幅1.8m程度のエリアをお考え頂けるとベターと思います。

また,発表1件につき,会議用の折りたたみ机(1.8m×45cmのサイズ,高さは約80cm)を1脚,折りたたみいすを2脚,それぞれ準備致します。 ですので,サンプルの実物や追加の配付資料などがあればお持ち頂いても結構です。

MVPセッションの準備および撤去時間ですが,以下の日時でお願いします。
MVP1:準備は9月8日(月) 11:30〜13:00 (昼食時間帯にお願いします),撤去は9月9日(火) 11:40〜(昼食時間帯にお願いします)
MVP2:準備は9月10日(水) 09:00〜09:30 (ポスターセッションP2の準備日時ど同一時間帯に準備ください),撤去は9月10日(水)17:00〜(MVP2のセッション終了後)

次に,MVPセッションの流れについてです。 MVPセッションとは,Mutual Visiting type Poster (相互訪問型ポスター) セッションの略です。 従来の国際会議でのポスターセッションでは,発表者が他の類似分野の発表を見る(議論する)チャンスが少なく,十分な議論ができない場合が多いのが実情でした。 このため,ポスターセッション発表者も十分な議論ができるような場とするために,今回,MVPセッションを開催するものです。 具体的には,以下のような流れを計画しています。
1. MVPセッションの流れを事務局より説明します。
2. MVPセッションの発表者を6〜7人のグループに分けます。
 ※プログラムにて,Group# として既にグループ分けしていますので,まず,その確認をします。
  このグループは,類似した研究分野の発表をできるだけ集めています。
3. グループに分かれて頂き,グループ内で順番に,各自のポスターをグループ内の他のメンバーに英語で説明して頂きます。
説明時間は5分程度としてください。
説明をただ聞くだけではもったいないので,聞いている皆さんには,説明の様子を簡単に採点して頂きます。
採点結果を基に,優秀発表者にはISEIM2008のクロージングセレモニーにて表彰します。
説明の後,グループ内で英語での質疑応答をして頂きます。質疑応答も5分程度とします。
4. グループ内全員の説明と質疑応答が終わりましたら,採点用紙を回収します。
5. その後,グループでSSセッション(企業展示セッション)を回って頂きます。
参加企業から,最新の研究トピックスを実物を交えてご紹介頂きます。
中には,測定装置の実物や,サンプルなどもあるでしょうから,乞うご期待です。
※ショートプレゼンテーションは予定しておりません。このため,口頭発表用のパワーポイントファイルなどの準備は不用です。

このように,MVPセッションでの発表者の方には,英語での説明および質疑応答をお願い致します。 従来のポスターセッションでは,一対一で英語で説明をして頂き,議論をして頂いていたかと思いますが,ISEIM2008のMVPセッションでは,一度に6名前後の聴衆に説明をして頂くところが従来のポスターセッションとの違いになります。 通常のポスターセッションでの発表になった場合でも,英語での説明は必須でしょうから,MVPセッションになったからといって特別緊張することもなかろうかと思います。

なお,各グループに最低1名,Coordinatorとして日本の大学の先生方や企業の研究者の皆さんに入って頂きます。 Coordinatorには,各ポスターの説明や質疑応答の時間配分,質疑応答の活性化といった,Session chairのような役割を担って頂きますので,質問事項がよくわからない場合でも,きっと助け船を出してくれることと思います。 あまり緊張なさらずにいてください。

また,一般のポスターセッションでもポスターの掲示および説明,議論をして頂けると幸いです。 MVP1のセッションでの発表はポスターセッションP1で,MVP2のセッションでの発表はポスターセッションP2で,それぞれポスターの掲示,説明および議論をして頂きたく存じます。

2008.8.30