世界初の可変速揚水発電システムが日本において登場してから30年近くが経過し,2018年度末までに稼働した二次励磁方式の可変速発電電動機は国内16台,海外9台の合計25台を数えています。昨今,再生可能エネルギー電源の増加に対応し,揚水運転時でも入力調整が可能な可変速揚水発電システムの有用性が増しており,国内では新規揚水地点への適用に加え,既設揚水発電所の可変速化も進められています。欧州においても本技術の開発と実用化が急速に進められており,すでに4案件が運用を開始し,さらには中国や豪州では建設途上の案件があり,インドにおいても近い将来導入されようとしています。
一方,こうした活発な導入状況にもかかわらず,可変速揚水発電システムについては国際規格ならびに国内規格のいずれも未制定でした。そこで,技術的に先行した我が国が中心となって規格化をはかるべく,先ずはJECのテクニカルレポートとして制定することとし,新しい発電システムである可変速揚水発電システムの構成・特徴の説明を記載するとともに,仕様書作成等において共通の用語を使用して要求仕様を記載できるようにすることを目指しました。
制定の背景などを含めて皆様に広くご理解頂き,本規格を十二分にご活用いただくために講習会を開催いたします。
是非、講習会で、新たな制定規格の内容をお確かめください。
※本講習会は,実務レベルの内容を予定しておりますが,実務レベルの知識をお持ちであれば,実務経験のない方のご参加を妨げるものではございません。
日 時:2020年1月30日(木) 13:30〜17:15(定員50名)12:30から受付開始
会 場:電気学会 会議室
住 所:東京都千代田区五番町6-2 HOMAT HORIZON ビル8F(交通・JR 総武線「市ヶ谷駅」下車徒歩約5分)
プログラム:
13:30−13:35 主催者開会の挨拶
13:35−14:00 委員長挨拶および審議中に特に議論となった事項
14:00−14:45 可変速ポンプ水車 可変速運転範囲とその特性
<休憩>
15:00−16:00 可変速揚水発電システムのシステム構成と主要機器、主な用語の定義
16:00−17:00 可変速揚水発電システムの運転特性と試験
17:00−17:10 質疑応答
17:10−17:15 主催者閉会の挨拶
*プログラムは変更される場合があります。
※本講習会では,次のJECテクニカルレポートをテキストとして使用致しますので,お持ちの方はご持参ください。
お持ちではない方は,電気学会 電子図書館ホームページより、受講者各位にて直接注文し、講習会当日ご持参をお願い申し上げます。(講習会会場での本JECテクニカルレポートの販売は行いません)
※電子図書館でのご購入後,ご自宅へのお届けまで,通常お支払いから10日間程度かかりますので,テキストは余裕をもってご注文下さい。また,ご注文から発送までの日数は,お支払い方法によって異なります。詳しくは(https://www.bookpark.ne.jp/readme/payment.asp?site_name=IEEJ)をご確認ください。
電気学会 電子図書館(https://www.bookpark.ne.jp/ieej/index.asp)
テキスト:JEC-TR-40009:2019(定価=2,579円(税込),会員価格=2,063円(税込))
参加費:
一般 |
会 員¥5,000-(税込),事業維持員企業[注1]に所属の方¥6,500-(税込),
非会員¥8,000-(税込),4学会[注2]及び技術士会の正員¥5,000-(税込) |
学生 |
会 員¥2,000-(税込),非会員¥3,000-(税込) |
【注1】ご自身の所属機関が事業維持員であるかご不明の場合は,事業維持員紹介のページでご確認ください。
【注2】4学会は,照明学会,電子情報通信学会,映像情報メディア学会,情報処理学会を指します。
申込方法(JEC講習会・ホームページからお申込みください。):
http://www2.iee.or.jp/ver2/honbu/jec-app/
※お申込み期限:2020年1月9日(木)まで
※定員に達し次第,締め切らせていただきます。
参加費等のお支払い方法:
現金にて,講習会当日の受付でお支払いください。
申込み,問合せ先:
電気学会 標準化推進室,TEL:03-3221-7201,e-mail:iec(at)iee.or.jp ※(at)⇒@
主催:
電気学会・電気規格調査会 可変速揚水発電システム標準特別委員会
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