社団法人 電気学会
電気学会全国大会における送電線保護用比率差動継電器規格JEC-2517の説明開催
電気規格調査会 計測制御通信安全部会
保護リレー装置標準化委員会
委員長  須賀 紀善
幹事補佐 臼井 正司(本規格担当)
当委員会では,3月17日〜19日に北海道大学で開催された電気学会全国大会において当委員会関係の規格JEC-2517についての概要の紹介を行いました。
1. 概要紹介テーマおよび対応委員会
電気学会電気規格調査会標準規格 送電線保護用比率差動継電器 JEC-2517 の概要
(保護リレー装置標準化委員会)
2. 説明方法
全国大会論文として投稿し,「系統保護・制御装置」セッションE214-A3論文番号6-330により,概要・特徴を紹介しました。規格の対象としている保護継電器は,世界に先駆け日本で実用化したもので,現在では重要送電線を含め一般に使用されているものです。これらの歴史を鑑み,本規格では,技術伝承・国際貢献を考慮して,解説・参考を充実しており,今回その中から,特徴的な部分を説明・紹介しました。
3. 実施結果
「系統保護・制御装置」セッションは,全体で24件の投稿があり,午前午後を通して,常時60名を超える聴講者があり,質疑も活発に行われました。一般・大学からの聴講者も多く,この中で紹介・説明できたことは,規格の認知度を上げる効果は高く,成果をあげることができました。この規格の紹介活動は,昨年2月の保護リレーシステム研究会,今年2月の保護リレーシステム研究会にひきつづき3回目であり,規格のベースとなっている技術の紹介をとおし,規格の認知度の上昇,有効活用の促進を図ることができたと考えます。
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