社団法人 電気学会
平成27年度工業標準化事業表彰及びIEC1906賞の受賞
電気規格調査会
標準化推進室
 平成27年度工業標準化事業表彰(内閣総理大臣表彰,経済産業大臣表彰及び産業技術環境局長表彰)の表彰式が平成27年10月5日(月)に都市センターホテル「コスモホール」で開催されました。また,IEC(国際電気標準会議)からの「IEC1906賞」の表彰も同時に行われました。

 電気規格調査会からは,下記の方々が受賞されました。

平成27年度 工業標準化事業表彰 経済産業大臣表彰 受賞者
 経済産業大臣表彰は,工業標準化事業に率先して取り組み,その功績が顕著であると認められる者及び組織を表彰するものです。本年度は,個人20名,組織2団体の受賞です。

 本調査会の関係者個人2名が受賞されました。

 伊藤弘基 (三菱電機株式会社)
 送変電に関する技術的課題を討議する代表的国際機関であるCIGRE(国際大電力システム会議)における技術報告書の取りまとめに日本代表委員として参画し、その知見を基にIEC/TC17(高圧開閉装置及び制御装置)に参画。遮断器の試験規格及び制御規格の規格策定を主導し、その技術レベルの適正化に尽力。また、超高電圧の国際標準化においても、CIGREのWG主査として18か国との議論を踏まえた技術報告書を取りまとめ、その技術報告書はIEC/TC17において活用され、関連規格の改正に大きく貢献。

 横山明彦 (国立大学法人東京大学)
 日本工業標準調査会標準第二部会部会長として、IoT等システムに関する新たな国際標準化活動への対応、2014年IEC東京大会を踏まえたIEC大会の次回日本開催の方針決定等において、多大な貢献。また、スマートグリッド国際標準化戦略分科会においては、日本工業標準調査会で初めて電気・電子・情報に跨がる横断的な分野の分科会長として、標準化推進にも多大な貢献。さらに、IEC/TC8(電力供給に関わるシステムアスペクト)の日本代表として日本の先進的な電力技術である超高電圧技術の市場拡大に尽力。

平成27年度 IEC(国際電気標準会議) 1906賞 受賞者
 IEC1906賞は,電気・電子技術の標準化及び関連活動に大きく貢献したと評価されるIECの専門家(個人)に対して,IEC(国際電気標準会議)が授与するものです。

 本年は,我が国からは21名が受賞しました。

 本調査会の関係者1名が,IEC1906 賞を受賞されました。

 財満英一 (一般財団法人電力中央研究所)
 20年にわたるTC28での多大な貢献。日本において培った絶縁協調技術によりTC28へ貢献、さらに現在でもMT9主査としてIEC60071-2の改定を推進。

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