社団法人 電気学会
平成24年度工業標準化事業表彰及びIEC1906賞の受賞
電気規格調査会
標準化推進室
 平成24年度工業標準化事業表彰(内閣総理大臣表彰,経済産業大臣表彰及び産業技術環境局長表彰)の表彰式が平成24年10月15日(月)に都市センターホテル「コスモスホール」で開催されました。また,IEC(国際電気標準会議)からの「IEC1906賞」の表彰も同時に行われました。

 電気規格調査会からは,下記の方々が受賞されました(敬称略)。
 
平成24年度 工業標準化事業表彰 経済産業大臣表彰 受賞者
 経済産業大臣表彰は,工業標準化事業に率先して取り組み,その功績が顕著であると認められる者及び組織を表彰するものです。本年度は,個人20名,組織3団体の受賞です。
 本調査会の関係者2名が受賞されました。

 古関 庄一郎 (株式会社日立製作所)
 電力変換のための核となる重要なデバイス装置で、電力の効率的利用に重要な役割を担うパワーエレクトロニクスの分野において、曖昧であった"効率"の規定を改善提案し、厳格にIECで規定することで、我が国の優れた技術・製品性能が正しく評価されるように改善。また、IEC/TC22(パワーエレクトロニクス)のコンビーナとしても活躍し多大な貢献。さらに、パワーエレクトロニクスの用語、電磁両立性などのJIS制定等に中心的な役割を果たすなど、パワーエレクトロニクスの発展に大きく貢献。

 白坂 行康 (株式会社日立製作所)
 IEC/TC14(電力用変圧器)のコンビーナとして活躍。また、IEC/ACTAD(送電及び配電諮問委員会)にTC14の代表として参画。UHVに関する我が国固有の仕様である変圧器絶縁試験電圧レベル及び試験方法をIEC規格に反映するなど尽力。UHV送電は、中国・インドに続き南米や南アフリカでも導入が計画され、更には欧州から中近東を連携する将来構想も考えられており、これらのプロジェクトに国際標準として広く活用される基盤を構築し、我が国の産業の発展に多大な貢献。
 

写真1 経済産業大臣表彰受賞者
2列目右から7番目が古関氏,同じく4番目が白坂氏
 
平成24年度 国際標準化貢献者表彰 産業技術環境局長表彰 受賞者
 産業技術環境局長表彰は,国際標準化活動を幅広い側面から支える関係者を表彰するものです。本年度は,貢献者表彰19名,奨励者表彰3名の受賞です。
 本調査会の関係者2名が,貢献者表彰を受賞されました。

 垂澤 芳明 (株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ)
 無線LAN等の基地局も含む携帯電話基地局周辺の環境電磁界評価規格であるIEC/TC106(人体ばく露に関する電界、磁界及び電磁界の評価方法)のIEC62232(携帯電話基地局周辺の電磁界強度評価方法)及びTR62669(携帯電話基地局周辺の電磁界強度評価の技術報告書)のエキスパートとして活躍し、我が国の状況に整合した国際規格策定に尽力。IEC/TC77(電磁両立性)関連の国際規格及びJISの策定にも参画し、国内・国際の移動通信システムにおける電子機器の相互利用環境の構築に多大な貢献。

 山崎 健一 (一般財団法人電力中央研究所)
 電力設備に関わる電磁界評価の専門家として、IEC/TC106(人体ばく露に関する電界、磁界及び電磁界の評価方法)の低周波に関する国内対応委員会委員長として活躍し、電磁界測定法及び人体内誘導量評価方法に関する国際規格作成に参画。人体防護評価の基礎となる国際ガイドライン策定にも積極的に関与し、我が国の状況との整合性を確保した国際規格及びガイドライン策定に尽力し、電力設備分野の我が国産業の国際性及び信頼性の向上に多大な貢献。
 

写真2 産業技術環境局長表彰 国際標準化貢献者賞及び奨励者賞受賞者
2列目右から3番目が垂澤氏,最後列左から4番目が山崎氏
 
平成24年度 IEC(国際電気標準会議) 1906賞 受賞者
 IEC1906賞は,電気・電子技術の標準化及び関連活動に大きく貢献したと評価されるIECの専門家(個人)に対して,IEC(国際電気標準会議)が授与するものです。
 本年は,世界22か国から139名が表彰され,我が国からは24名が受賞しました。
 本調査会の関係者4名が,IEC1906賞を受賞されました。

 石崎 義弘 (株式会社東芝)
 TC37(避雷器)の規格作業において,長年に渡り高圧避雷器分野で重要な日本の技術や実績の紹介・普及に尽力し,特に外部直列ギャップ付電線用避雷装置の規格(IEC 60099-8)の制定に貢献したことに対する功績。

 岡本 達希 (一般財団法人電力中央研究所)
 TC112(電気絶縁材料とシステムの評価と認定)と,その前身であるTC98への長期間にわたる積極的な活動及びIEC 60493-1第2版の改訂の円滑なる推進への功績。

 工藤 久明 (東京大学)
 2008年以来のWG2「放射線」のコンビーナとしての貢献及びSC45Aとのリエゾンを含むメンテナンスの適切な取扱い並びにIEC 60544-2第3版のプロジェクトリーダーを務めたことに対する功績。

 雪平 謙二 (一般財団法人電力中央研究所)
 1997年以来,SC 77A/WGに長年に渡って価値のある貢献を行ったこと,またIEC 61000-3-2のように重要なEMC規格の合意形成プロセスに貢献されたことに対する功績。
 

写真3 IEC1906賞受賞者
2列目左から3番目が岡本氏,同じく5番目が工藤氏,最後列右から2番目が雪平氏 (石崎氏ご欠席)
 
一般社団法人 電気学会 電気規格調査会
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