平成23年度工業標準化事業表彰(内閣総理大臣表彰,経済産業大臣表彰及び産業技術環境局長表彰)の表彰式が平成23年10月17日(月)に都市センターホテル「コスモスホール」で開催されました。また,IEC(国際電気標準会議)からの「IEC1906賞」の表彰も同時に行われました。
電気規格調査会からは,下記の方々が受賞されました(敬称略)。 |
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平成23年度 工業標準化事業表彰 経済産業大臣表彰 受賞者 |
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経済産業大臣表彰は,工業標準化事業に率先して取り組み,その功績が顕著であると認められる者及び組織を表彰するものです。本年度は,個人20名,組織4団体の受賞です。
本調査会の関係者1名が受賞されました。
石原好之 (同志社大学)
地球環境分野で我が国が世界をリードする「磁性鋼及び磁性合金」及び「太陽光発電システム」において工業標準化・国際標準化に貢献。「磁性鋼及び磁性合金」分野では電磁鋼板の格付け基準となる磁気測定法の工業標準化においてJISとIEC規格の整合に尽力し,IECにおいてプロジェクトリーダとして電磁鋼帯の磁気特性のデジタル測定方法に関するテクニカルレポートを作成。「太陽光発電システム」分野では世界に先駆けて「太陽光発電用語」のJIS制定などを分科会主査として主導するなど多大な貢献。 |
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平成23年度 国際標準化貢献者表彰 産業技術環境局長表彰 受賞者 |
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産業技術環境局長表彰は,国際標準化活動を幅広い側面から支える関係者を表彰するものです。本年度は,貢献者表彰23名,奨励者表彰5名の受賞です。
本調査会の関係者1名が,貢献者表彰を受賞されました。
横田 等((株)日立製作所)
IEC/TC106(人体ばく露に関する電界,磁界及び電磁界の評価方法)において,ばく露評価の一般規格IEC 62311[電磁界(0Hz〜300GHz)における人体ばく露制限に関した電気電子機器のアセスメント]及びIEC 62479(微弱電力装置汎用製品規格)の審議にエキスパートとして参加し,我が国の意見の反映に貢献。また,JISC-CENELEC(欧州電気標準化委員会)情報交換会において,EMF(電磁界)−WGを取り纏め,欧州と規格動向や規格に関する情報交換に多大な貢献。 |
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平成23年度 IEC(国際電気標準会議) 1906賞 受賞者 |
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IEC1906賞は,電気・電子技術の標準化及び関連活動に大きく貢献したと評価されるIECの専門家(個人)に対して,IEC(国際電気標準会議)が授与するものです。
本年は,世界21か国から124名が表彰され,我が国からは26名が受賞されました。
本調査会の関係者4名が,IEC1906 賞を受賞されました。
大澤千春 (富士電機株式会社)
IEC SC22Gのエキスパートを長年にわたり務め,ドライブシステムのEMC製品規格における改正に積極的に貢献した。更にIEC 61800-3の開発にも貢献し,IEC
SC22G日本国内委員会幹事としての多大な貢献に対する功績。
木村 健 (奈良工業高等専門学校)
IEC TC112/WG3(絶縁材料およびシステムの電気試験評価法)において専門家として長年にわたり貢献し,プロジェクトリーダとしてIEC
61934(急峻繰返しインパルスの部分放電計測法)第2版を完成に導いた功績。
森 治義 (三菱電機株式会社)
IEC SC22H/MT4とMT62040-3の専門家として献身的活動を行い,更にIEC SC22Hの国内幹事として日本案を積極的にとりまとめ,無停電電源装置に関する規格のメンテナンスに対して貢献したことに対する功績。
山野芳昭 (千葉大学)
IEC TC15/MT3のメンバーとして,電気用プラスチックフィルムの国際規格の制定に高い見識と優れた力量でチームをまとめ,国際規格の開発と改正に多大な成果をもたらしたことに対する功績。 |
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