平成21年IEC活動推進会議(APC)議長賞他の受賞

電気規格調査会
標準化推進室

　去る平成21年5月27日，グランドプリンスホテル赤坂グリーンホールにおいて，第19回IEC活動推進会議総会が開催されました。そして，その席上，平成21年IEC活動推進会議(APC)議長特別賞他の表彰式が盛大に挙行されました。日頃から国際標準化活動に顕著に貢献された方々を対象にした表彰です。
　この栄えあるIEC活動推進会議(APC)議長特別賞に雪平謙二氏，議長賞に高橋裕二氏が電気学会電気規格調査会から表彰されました。
　今回，議長特別賞を受賞された雪平謙二氏（財団法人電力中央研究所）は，長年にわたってIEC/SC77A（低周波電磁両立性）国内委員会の幹事及び委員長を務め，国内でも業界間で対立する意見を日本提案としてまとめるとともに，自らもWG1（高調波），WG2（電圧変動）及びSC77A国際会議に出席し，機器の高調波電流限度値を初めとする低周波電磁両立性の規格の制定・改正に貢献されました。
　また，議長賞を受賞された高橋裕二氏（株式会社　東芝）は，IEC/SC17C(高圧開閉装置)の国内委員会幹事，及びIEC/SC17C MT16(IEC 62271-203改訂)とIEC/SC17A MT34(IEC 62271-1　改訂)の国際委員として，当該分野の規格制改定に貢献すると共に日本意見の積極的な規格反映に貢献されました。
　このような活動により，国際規格作成の場においてわが国は主体的にリードできる立場となっています。
　この他，IEC活動推進会議に長年貢献されたことに対して，戸田弘明氏（株式会社　東芝、元標準化推進室室長）に感謝状が贈られました。
　写真1に当日顕彰された方々の集合写真を，写真2に議長特別賞を受賞した雪平謙二氏の受賞挨拶の写真を示します。

写真1. 平成21年IEC活動推進会議議長賞受賞者
（雪平謙二氏：前列左から1人目，　高橋裕二氏：中列左から3人目）

写真2.　議長特別賞を受賞し挨拶する雪平謙二氏