最近経験した電気学会のお役所的な対応についてお話しするとともに、開かれた運営の実現を願い、ささやかな提案をしたいと思います。
学会誌に掲載された解説記事の内容について技術的な観点から些か問題と思われる点や間違っていると思われる点が、多々あることが分かり、具体的かつ詳細に指摘した質問書を関係する専門部会に送りました。余計なことと思いつつ敢えてした理由は、この分野に関わりを持つ人、あるいはこれからこの分野に取り組みたいと考えている人に、この解説記事が間違った情報を送ることになり、その結果技術開発に無駄な手間をかけることになるという思いからです。
しかしながら、およそ3ヶ月もかかった編修専門部会の回答は、指摘した事項を全く無視したとしか思えないようなもので、大変丁寧な表現で書いていますが、要するに門前払いの回答でした。即ち、明確な判断根拠を示さずに「許容できる範囲」と居直った主張でした。そして、編修専門部会の委員の方々がこの回答内容を了承したことも、学会の倫理綱領(9項、10項)とのあまりの落差を見せつけられた思いとともに、この様な安易な対応をする編修専門部会の運営に強い不信感を感じます。
そこで、透明で公正な対応を実現するために、私は以下のような仕組み(案)を学会に設けることを提案します。掲載論文、記事の技術的な内容の基本的な点について読者から問題点が指摘され、学会事務方が必要と判断した場合(不採用の場合は、その理由を明記して読者に回答する)、
- 事務方が「電子討論の場」を設定し、対象の論文、記事に係わった編修委員、査読者、推薦者以外のその分野の専門家に司会兼行司役を依頼する。
- 「電子討論の場」は、冷静に議論するため直接の関係者のみが関与するものとし、事務方を経由するメール交換形式とする。
- 討論者の名前は、自由な質疑応答が出来るよう原則として匿名とする。但し、事務方には、名前などを提出する。
- 司会兼行司役は、議論を集約する方向に導き、結論を出させるようにする。
- 司会兼行司役は、結論の公表を必要と判断した場合、学会のホームページに設けた専用の掲示板に公表する。
関心をお持ちの方々のご意見も踏まえて、学会として改善策を是非ご検討願います。
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