【技術者・研究者の声】 | |
1. | 氏名,年齢 |
Y.H. 30代 | |
2. | 会社名,業種,勤続年数 |
国立大学法人 S大学,工学部,助教,6年 | |
3. | 最終学歴および学科・専攻,取得学位 |
大学院修士課程(教育学研究科・技術教育専攻),博士(工学) 教育学研究科修了後,一年間工学部で研究生。その後助手をやりながら,学位を取得。 |
|
4. | 仕事の内容 |
電気電子システム工学科の助教として,学生に対する教育および研究活動に携わっています。学部生の教育では,実験,演習を担当しています。主な研究内容は,味覚・嗅覚センサシステムの開発や植物の生体電位応答を利用した環境モニタリングシステムの開発などで,計測工学や計測技術がキーワードとなっています。 講義時間や会議等の時間以外は,自分のペースで時間配分をコントロールして教育活動および研究活動に取り組むことができるので,働きやすいと感じています。 |
|
5. | 仕事のやりがい,おもしろさ |
生活が豊かになるもの,環境を守れるものなどについて,比較的自由な発想で研究していくことができることに魅力を感じています。また,学会等の活動で,国内外いろいろなところに出かける機会も多く,さまざまなところに友人,知人ができるのも楽しみの一つです。 | |
6. | この職業についた理由 |
正直,この職業に就くなんて,学生時代にはまったく思っていませんでした。 修士学生の頃,教育養成の学部にいながら電気に関わる研究をしていて,どのような関連に就職しようか悩んでいる内に,就職活動をするタイミングを逃しました(笑)。それで,もうちょっと専門的なことを学べる環境で研究を続けてみようと思い,工学部の研究生となったのですが,助手として採用していただける機会に恵まれ,現在に至ります。 |
|
7. | 家族構成 |
IT企業の金融システムの運用に携わっている一つ年下の夫と,手乗りセキセイインコ(10歳)がおります。夫とは,仕事とは全く関係のない,ダーツバーで知り合いました。 | |
8. | 家族の理解と協力 |
基本的に,理解はしてくれていますが,協力的かどうかというと疑問です。もう少し家事などを手伝ってくれれば,と思うこともありますが,私の仕事スタイルや家事について注文を付けることはなく,自分のペースで自由に動くことができる環境にしてくれているので,そのあたりは感謝しています。 | |
9. | コメント |
所属している学科は,教員も学生もほとんどが男性。こちらは全く気にしていないけれど,男性側からの第一印象は,どうも「異質」に見えるらしく,就任したては「女性なのになぜ電気?」なんて,周りの方々から聞かれたこともありました。でも,反対に,女性だからこそチャンスだと感じることもありますし,応援して下さる方もたくさんいます。 人との関わりによって,様々な道が開けていくことが多いので,人との関わりを是非大切にして,何事にもチャレンジ精神で向かっていってください。 |
|
戻る | |
(社)電気学会 男女共同参画推進委員会 |