さいたま輝き荻野吟子賞

埼玉県では、本県出身で日本で最初の公認女性医師となった「荻野吟子(おぎのぎんこ)」にちなみ、その不屈の精神を今に伝える先駆的な活動をしているなど、男女共同参画の推進に顕著な功績のあった個人や団体、事業所の方々に「さいたま輝き荻野吟子賞」を贈っています。この表彰制度は、女性と男性が個性と能力を十分に発揮し、あらゆる分野に対等に参画することができる男女共同参画社会づくりを推進するとともに、埼玉の偉人である荻野吟子を顕彰するため、平成17年度から実施しています。

第7回さいたま輝き荻野吟子賞(平成23年度)受賞者
−あなたの近くの輝く男女と頑張る事業所を讃えます!−
部門 受賞者 概要
きらきら輝き部門
(加須市在住)
大谷貴子
(おおたに・
たかこ)氏
骨髄移植を受けた自らの経験から、骨髄バンク設立や骨髄バンク事業の普及啓発、患者の支援活動に先頭に立って尽力。全国骨髄バンク推進連絡協議会に設立時から参加し、平成17年から平成23年まで会長を務めた。全国骨髄バンク推進連絡協議会の傘下にある埼玉骨髄バンク推進連絡会は日本赤十字社や埼玉県と共同で骨髄バンク事業の普及促進に多大な貢献を行っている。
さわやかチャレンジ
部門
(さいたま市在住)
長谷川有貴
(はせがわ・
ゆき)氏
埼玉大学工学部の教員として教育と研究活動に従事。主な研究活動の場である電気分野は、女性の割合が非常に少なく、この状況を改善するため、所属する社団法人電気学会で設置されている男女共同参画推進委員会の取りまとめ役となる幹事を務めている。同委員会での活動以外にも、県内外の女子中高生を対象としたイベントや講演会に参加し、電気の面白さを伝える実演、講演を実施するなど、電気分野における男女共同参画に貢献している。
いきいき職場部門
(さいたま市)
株式会社
ウイズネット
総合福祉事業を展開。平成10年の設立当初から女性が活躍できる職場づくりに向け、産前産後休暇、育児休業、介護休暇、育児・介護における短時間勤務制度などを導入している。役職昇格推薦書に性別記入欄がないなど性別や年齢を昇格の判断基準とせず、その結果、全管理職の50%を女性が占めている。所属長などが各種制度の利用を積極的に進めるとともに、社員の個別相談に即応できる体制が整備されている。
いきいき職場部門
(熊谷市)
埼玉縣
信用金庫
男性を含めた育児休暇取得のための体制整備やノー残業デーの実施による所定外労働時間の削減を通じ、仕事と子育ての両立、仕事と生活の調和(ワークライフバランス)を支援し、柔軟な働き方を選択できるよう取り組んでいる。また、平成17年度からはポジティブアクション(女性の積極活用)を実施。女性の能力や職域の拡大を図り、女性営業職の導入など男性と同様に活躍できる職場づくりを行っている。

埼玉県ホームページより転載
社団法人電気学会 男女共同参画推進委員会