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技術委員会
エディター制導入について
部門編修担当 金子 双男、山野 芳昭

 電気学会A部門役員会やA部門編集員会などでの検討から、A部門では電気学会A部門論文誌を国際競争力ある論文誌に再構築し、「アジアでNO1の電気系論文誌」になることを目標にしています。このための一つの対策として、A部門の論文査読システムを電子化に対応できる体制に改善し、責任体制を明確にすることでA部門の論文及び論文誌の質の向上を図り、また査読期間の短縮をも目指しています。これまでの議論と検討からA部門誌の論文査読システムに19年1月から電子査読の導入と同時にエディター制を取り入れ試行することになりました。
  エディター制の導入は電子査読システム導入に合わせて施行するもので、責任の明確化により意志決定を早めることができるため、査読の迅速化が期待できますし透明性をも高めるものです。会員の皆様のご理解とご協力をお願いします。

チーフエディター・エディター・アソシエイトエディターなどの役割
1. 編修長(チーフエディター)は役員として選出され(20年度から)、編修に関わる最終責任者となる。
2. 編修長(チーフエディター)はA1a, A1b, A2の各分野を担当する3人のエディター(当面エディターは3人とする)とともにエディトリアルボードを構成し、エディトリアルボードの代表責任者となる。エディトリアルボードでは、論文査読に関わる事項だけでなく、論文誌の質の向上と改善、将来構想についても検討を行う。
3. 各技術委員会から2〜3名ずつ選出されたアソシエイトエディターは技術委員会がカバーする個別分野を担当し、関係分野(A1a, A1b, A2のどれか)を担当するエディターに協力し査読システムの実行に携わる。
4. 編修長(チーフエディター)はアシスタントエディターを指名し、その協力・支援を得て事務処理にあたることができる(チーフエディター宛のメールは、エディター、アシスタントエディターへも送付される)。
5. エディターはチーフエディターから委譲された権限で関係分野の投稿論文などの査読者指名にあたり、関係分野のアソシエイトエディターから査読者の推薦を募り、差読者を最終決定する(責任の明確化)。査読に関わる情報はエディトリアルボードおよびアシスタントエディターで共有する。
6. アソシエイトエディターは関係する論文の査読の処理に関してエディターに協力する。
7. 論文特集については、当該特集を担当するゲストエディターを選任することができる。その場合、ゲストエディターもエディトリアルボードに入り、特集論文に関わる査読者の選定や査読について当該分野のエディターに協力して活動する。
8. チーフエディター、エディター、アソシエートエディターについて資格要件を設定するものとする。それらの資格についてはチーフエディターの役員としての選出に合わせて別に定める。
9. アソシエートエディターにアジアや欧米など主要国で活躍する研究者を加えることができる。
<参考資料>
編修長(チーフエディター)、エディター、アソシエイトエディター、査読者などの関係
論文査読の流れ
©2002, 2007 The Institute of Electrical Engineers of Japan